今回は表題の通りのネタです。*1
ところで、ウイスキーってそのまま飲むと濃すぎません?
濃すぎると思うんですよ。
なので自分は毎度毎度熱湯をぶちまけ30倍くらいに希釈して飲んでいるんですよね。あっ、これはカネがなくて水で薄めた方がアドだからってわけじゃないですよ。本当ですとも。なんせお湯で割ったほうがウイスキーの減りが早いもんですので、割らずに飲んだほうがトータルコストは安いくらいなんですよ。いやしかし、冬場にお湯割りをちまちま飲んでたら3日でハイニッカが一瓶消えてたのは流石に戦慄しましたね。お湯割りやべぇ。こええ。
というわけでウイスキーは基本的に割ったほうが口当たりもよくなり飲みやすくなるというのが自分の中での一つの結論でありまして、またストレートの口当たりの悪さは度数というよりもそもそも味が強いのが原因なんじゃないかと思ったわけであります。そう考えたなら実践するのが一番、というわけで、今回は割り材に水でもお湯でもなくウォッカを利用してみたいと思います。
今回検証に用いるのは、ウイスキーが伊達(ニッカウヰスキー)、スーパーニッカ(ニッカウヰスキー)、信州(マルスウイスキー)、富士山麓 樽熟50°(キリン)、以上4種、ウォッカがウィルキンソンウォッカ(ニッカウヰスキー)、カフェウォッカ(ニッカウヰスキー)、ストリチナヤの以上3種、これらを組み合わせた12通りのパターンで検証していきたいと思います。
以下、検証結果を割り材毎に纏めます。
1.カフェウォッカ
1.1.伊達
製造メーカが同じかつ製法が同じだからか結構合う。グイグイイケる。飲みくち、後味共にマイルドな割に度数はマイルドでない。
1.2.スーパーニッカ
製造メーカーが同じだからか合う。というか全体的にニッカのグレーン的な甘さがウォッカ特有の甘みと絶妙にマッチしてて非常に好。こちらも飲みくち、後味の割に度数がクソ高いので大変よろしくない酒に仕上がっている。
ここらへんで早速酔いが回ってくる。
1.3.信州
わりかし合う。若干後味が気になる程度。カフェウォッカ自体が軽い飲みくちなので全般的にどのウイスキーにも合わせやすいのやもしれない。
1.4.富士山麓
若干合わない。ウイスキーとウォッカの分離感が拭えずあまり好みではない仕上がりになってしまった。元々富士山麓事態が主張の強い酒なので仕方ないのやもしれない。
2.1.伊達
前回同様、同じメーカだからか結構合う。ただし後味はこちらのほうがクるのでそこまでグイグイ飲めるというわけでは無さそう。
2.2.スーパーニッカ
前回同様、同じメーカだからか結構合う。(以下同文)
2.3.信州
わりと合う。(以下同文)
2.4.富士山麓
合わない。絶望的に合わない。分離感の拭えぬ出来。
3.ストリチナヤ
3.1.伊達
甘い。味は軽いがアルコール感が重いので飲みくちは重め。
3.2.スーパーニッカ
甘い。以下同文
3.3.信州
分離感こそ強くないものの、ストリチナヤの甘みに押されている感を覚える。
3.4.富士山麓
分離感が非常に強い。厳しい味わい。
4.総論
今回はわりかし甘めのウォッカを割り材に用いた。その結果、グレーンの甘みが際立つウイスキーとウォッカの甘みとが絶妙にマッチすることが示唆された。また、富士山麓のように何で割っても分離感が拭えないウイスキーもあるという事実も明らかになった。よりクリアなウォッカを用いることで、この"富士山麓問題"が解消できるかを探っていくことが今後の課題となるだろう。