旭駅本屋

SNSが普及しきった今日において、人々はなぜブログを使うのであろうか。

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今日から始められるクソブログの書き方

 そう思っているそこのアナタ!そんなことはありません!実は、旭駅本屋みたいな文章は非常に簡単に書くことが出来るんです!!今日はそんな旭駅本屋のようなクソブログの書き方について軽く纏めていきたいと思います!

 

Step1:宣言する

 旭駅本屋みたいな文章は何故生まれないのか。それは単純です。まず生み出すインセンティブが皆無だからです。インセンティブの皆無な無益な労働に血肉を捧げることの出来る一部の生まれの正解人民を除いて、ごくごく一般的な生まれの過ち人民はそんなことに性を出せるほど気力があるわけではありません。であるのであれば、まず退路を断つことが非常に有効な手段であると言えます。

 しかし、積極的に退路を断つインセンティブもこれもまた皆無であるので、ここは緩くツイに「ブログなど書きます」と宣言することが恐らく最も単純かつ有効である方法と言えるでしょう。この「ブログなど書きます」という宣言は、ブログの内容などを考えて投下するよりもむしろ頭の中を空っぽにして投下するほうが効果的です。考えると「本当に出来るのか?」という邪念が湧いてくるので考えることを放棄することが重要です。この”””何も考えない”””というのは今後キーワードになってくるので無限に繰り返しましょう。

 

Step2:思考力を奪う

 あなたがブログを書く時、何に気をつけるでしょうか。記事は読みやすいかどうか、読者層に合致しているかどうか。様々なことが頭の中を駆け巡ると思います。しかし、よくよく考えてみて下さい。その記事は本当に多くの人に読まれているのでしょうか?弊ブログは一日ののべアクセス数が更新日で50とかそういう有様なので、「実質誰も見ていないのだから気にする必要もねぇべw」と割り切って記事を書きます。実際のところ誰がどんな文章を書いているかなんて誰も気にしていません。更に面白いかどうかなんて受け取る側次第です。なので、まずは余計な邪念を棄てて何も考えず大脳新皮質から出力される言葉をただ淡々と並べていけばよいのです。そうすれば、クリエイティビティでアクティビティなナウでヤングなポップなブログはアッという間に完成することでしょう。

 しかし、実際この邪念を捨てるのは難しいものです。そもそもブログは時間に余裕のある時に書くものであって、そうであるからこそ自由奔放に言の葉を並べることが出来るわけであり、加えるならばそうであるからこそ自身の校閲が厳しく介入してくるのであります。では、それを妨害するにはどうすればいいか。簡単です。

 

 酒を無限に投下すればよいのです

 

 文章を書くには酒を投下し思考力を奪うのが一番手っ取り早いです。私はこの方法で薄い卒論を厚くすることが出来ました。いやあ、酒って素晴らしい!

 しかし、酒が飲めないという人も居ることでしょう。実際自分のフォロワにも結構居ります。そういう場合はどうしようも無いと思いますよね?しかし、これがどうにかなるのです。実際のところ、思考力さえ奪えればいいのでわざわざ酒を使わなくてもどうにかはなるのです。筆者が酒の次に最適であると思う方法、それは、

 

 電波ソングを無限に聴くことです

 

 加えて、音量を極限まで上げることが望ましいでしょう。そうすることで、脳は思考を放棄し大脳新皮質から余計なフィルターを通すこと無く原液のような記事がドリップ出来ることでしょう。出来たものがおいしいかどうかなんて気にしてはいけません。どうせ殆ど誰も見ていないのですから自分がやりきれればそれでいいのです。個人的にこの電波ソングのオススメはMOSAIC.WAVですので皆様是非ともよしなに。

 

Step3:無限に書く

 このフェーズはただ淡々と書いていくことが望ましいでしょう。ノリと勢いで乗り切ることが求められるので、キーを叩く音が途切れない位の勢いでまくし立て煽り立てて偏差値1でも読めるような軽快な文調で中身のない文章を出力していきましょう。大丈夫です、後悔するとしてもそれは後の自分。今の自分には関係のない話です。存分に文字列を並べ立てましょう。とりあえず並べておけば読みては圧倒されてなんとなく納得するものです。そういうものです。

 余談ですが、筆者はただの活字ジャンキーなので読める文章なら量さえ多ければ納得する節まであります*1

 この時、書いてる最中にオチを付けなければならない気がしてくると思いますが、序盤、中盤とオチを気にする必要性は皆無です。なぜなら、オチを付けるのは未来の自分。今ここで自分が悩む必要はないのです。そう、未来の自分ならきっと上手くやってくれるでしょう。そう信じて文章を紡いでいきましょう。終盤に差し掛かると、やがて思考は過去の自分に対する怨嗟に支配され、負のパワーで急速にオチへと収束することが出来るでしょう。それでいいのです。そのブログを読むような酔狂な人は、それくらいのことで目くじらを立てることは無いでしょうから。

 

Step4:公開する

 時は大公開時代。オチまでなんとか付けてどうにか記事としての体裁が整ったと確信したところで何も考えずに[公開する|▽]ボタンを押します。何も考えないことが重要です。折角オチまでなんとか付けた記事を公開することに躊躇いは必要でしょうか?いいえ、必要は無いはずです。ここまで来ると自分の書いた記事に対して根拠のない自信が生まれている筈です。その自信と確信を持って公開するボタンを一思いに押しましょう。押すのは一瞬です。一瞬で全てが終わります。

 

 そして、投下した記事を再度読み通し、大後悔時代が幕を開けるのであります。

*1:筆者はライトノベルが苦手であるのだが、恐らくページあたりの文字数が少ないことも遠因とみられる。