旭駅本屋

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一人暮らしの収納を考える

春です!

高校を卒業して今日から社会人!――というニューソーシャルパーソンも多いのではないでしょうか。そうなってくると、やはり親元や学生寮などを離れ一人暮らしなどそういう生活になる人も多いかもしれません。そこで、そんな新生活に微妙に役立たない一人暮らしにおける収納について考察する記事になります。

さて、一人暮らしの収納は新生活に微妙に役立たないと書いたのは理由があります。まず第一にカネがない。そしてカネがなければモノがない。モノがなければ別に収納器具を買い揃える必要はないからです。大体本気入れて収納器具買い揃えないといけなくなるのは多分夏ボ出て冬ボが出たあたりからでしょう。最初から本気出してたらわりと資金繰りが悪化するし第一最低ラインさえ揃えてしまえば将来的に必要なものは1年もすれば変わってる。間違いない。なので収納器具より前にドラム式洗濯機と食洗機を買え。モノがないか実家を倉庫にできるなら尚の事だ。

 

そうやって、最低限の家電と基本的人権のあるRAM16GBのPCを購入したあたりで、やっと気を取り直して一人暮らしに必要になってくる収納器具について考える必要性が出てくるわけです。

一人暮らしの収納に必要なもの。それはズバリRASです。RASは英単語の頭文字を取ったもので、それぞれReliability(信頼性)、Availability(可用性)、Serviceability(保守性)を意味するものであります。

なんでこれが重要かって?

一人暮らしはリリースが限られるので収納器具などというところにリソースを割く余裕があるなら他に回したほうがはるかにマシだからです。間違いない。かといって、収納器具をなおざりにすると家事の能率も落ちるのでちゃんと考えないといけないのです。難しい。誰しも実家で掃除機をかけていたときに奥の方までノズルが入らなくてキレたことがあると思います。筆者はあの苦い経験から自宅の収納器具は高床式ですべて統一しています。や、だってホコリ貯まるし上から物が落ちたときに狭いところに定規突っ込んで漁るの面倒くさいやん?だったら最初から狭いところ潰したほうが早くね?

そもそも、大体の家具はRASのうちRとAは満たしていることが多いので、あとはだいたいSにどれくらいステ振りするかによって決まってくると思います。この保守性が地味に面倒くさくて、例えばヒンジのある製品でそこがアングル丁番だと死ぬと交換できずに死んだりします。実家のタンスがそれで、筆者は死んだアングル丁番を無理やりスライド丁番に交換させられる苦行をやらされました。寸法合わねぇのに嵌められるわけ無いだろ。おのれ。ヒンジ死すべし。

こういったことが割と簡単に起こるので、規格はよく調べましょう。そして、10年以上使えばそこで使われてる諸規格が軒並み死んでいる可能性があることをよくよく頭に入れておきましょう。

ここから筆者がおすすめする一人暮らしに最適な家電は2つです。

 

1.折りたたみコンテナ

底面が530×366のものがおすすめです。サンコーのオリコン30AとかトラスコのTR-C30Bとか、岐阜リスのCB-M40Wとか、積水テクノ成型のOC-30Lのサイズですね。価格的にはトラスコ一択です。サンコーの、軽くて丈夫で好きなんだけど高いのねん。

底面が530×366のものはいろいろなメーカからいろいろ出てて、いろいろなメーカの規格品が流用できるのでとてもオススメです。まあ大体安いからってトラスコでコンテナとコンテナ台車買って終わるんですけど。でも少しだけピッキング用コンテナが欲しいとか、メッシュタイプのコンテナが欲しいとか、そういうときによそのメーカの買って嵌まるかは兎も角乗せることだけならできるのがこの規格の良さです。具合は悪いけど大体嵌った気がした。

ちなみに、なんでどこもこの寸法なんだろってずっと疑問だったんですけど、これパレット6個積みだとこの寸法のようで。道理で多いわけだ。

 

2.メタルラック

みんな大好きメタルラック。日本の一般的ご家庭ではキャスター付きの小さくてそこそこ背の高い棚レベルにとどまり今ひとつ主役として役立つ場面を見ない気がするけど便利なやつです。はい。

ポール径が19mmのものとか25mmのものとかいろいろありますが、今現在では圧倒的にオススメなのが25mmの方です。なにせそっちのほうがタフなオプショナルパーツが揃っているから。まあでかすぎて棚板のサイズが大味なのしか無かったりするのがちょっとアレだったりするんですけど。でも車輪径100mmのゴムキャスターとか刺そうとしたら25くらいしか選べなくなる。そんなもん刺すなよって感じでしょうけど、これ刺したほうが移動式書架みたいなの一式買うよりも遥かに安上がりで済むわけです。というか移動式書架みたいなどでかくて動かせるやつは基本重いし高い。そんな中、5k払えば移動時でも耐荷重80kgとかいう大正義が手に入るのです。地震さえ来なければセーフ。セーフです。

メタルラック、基本的にただの収納器具として使うにはちょっとお高いです。部品単位で買うなら尚の事。ただのクラウドとして使うにはAWSは高いとかそういうのと似たようなものです。メタルラックの良いところは、時々刻々と変化する収納ニーズに対して柔軟にスケール出来るところなのです。

皆様もご経験があることでしょう。本棚に模型を突っ込んだりとか、或いは収納という収納場所に本を突っ込みまくったことが。でも本棚って本を入れるための場所のくせして微妙にA4やA6に合致しない高さにしか穴が開いてなかったりします。ゴミかよ。A6で連コン組むと棚が足りなくなったりします。なんやねん。そうなってくると、適当なホムセンでサイズを指定して板カットしてもらって、予備と称してひっついてきた固定具に引っ掛けたりして凌ぐわけです。でも、これもA6版とA4版とB5版のバランスが崩れたら即詰みというタフな試合なわけです。一枚余るなり、微妙にスカった棚に寝かせた本を突っ込むみたいな若干美意識がやられるあるあるパターンに陥るわけです。で、これがですね、メタルラックだと起こりえないと。なぜなら棚板は余っても他に流用できるしポールも流用できるからなのです。規格品サイコー!

ただし、棚板は兎も角ポールはメーカを考えて買わないとサクッと延長できず詰むのでちゃんと調べて考えてから買いましょう。オススメはルミナスです。あれは一番上のやつを外してねじ込めばOK牧場なので楽です。

 

いかがでしたか?一人暮らしに必要なのは規格の統一された複数メーカから出ている収納器具であり、かつ耐久性があることが重要であることがおわかりいただけたかと思います。それらの代表として、今回は折りたたみコンテナとメタルラックを紹介させていただきました。この記事が皆様の新生活の役に立つことを祈りつつ、本記事を終えたいと思います。