旭駅本屋

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B250でCoffee Lakeを動かす

みなさんおはこんばんちは。筆者です。

読者の皆々様におかれましては、Kaby Lakeの保守用にと200系のマザーを買い漁っていったらいつの間にか余っていた経験の1つや2つあると思うわけです。

筆者がもろそれです。保守する石の倍あってもしゃーないねん。

で、ですね、200系でも一応Coffee Lakeは動くには動くみたいな話を聞いてフーンくらいで流してはいたんですが、ここに来て流石に7700を飼い続けるにはワッパが悪すぎるし何より日本の夏を乗り越えられない、というわけでCoffee LakeのCeleron G4900へ乗り換えるという選択をしたわけです。

 

流れ自体は簡単です。猫でも出来ると思います*1

  1. マザーを用意する
  2. BIOSを用意する
  3. CoffeeTime*2で変換する
  4. バイナリをマザボのROMに焼く

 

以上です。

ね?簡単でしょ。

 

 

1. マザーを用意する

生贄はいつの時代も重要です。

今回はASUSのB250 MINING EXPERTを使いました。

www.asus.com

安かったからって調子乗って保守用に買い漁ってたら、程度の良いハイスペックモデルの中古が千円台で転がっててお役御免になった可愛そうな子です。鯖に使うにもSATAが4本しか生えてないのはちょっと厳しかった。

元値がそこそこ安かったので壊れても後悔することがないというのも高ポイントでした。

というわけで早速サクッとCoffee Lakeに対応させていきます。

 

2. BIOSを用意する

用意すると言ってもROMから吸い出す必要はないです。メーカのBIOSアップデート用のファイルを掻っ攫ってくるだけで十分なので。

www.asus.com

ここから適当に*3BIOSをポチってきます。

時期的には投機的実行の脆弱性へ対応する前のでないと、この次のステップで利用するCoffeeTimeでうまいことコンバート出来ないのでお気をつけて。

 

3. CoffeeTimeで変換する

地味にめんどいやつです。

ブラウザとかから警告が出るのでそれを自己責任という文言と鋼の意思で弾き返す必要があります。

それ以外に必要なものは無いですし、なんなら落とす対象もPublic versionのCoffeeTime_0.7p.rar*4だけで十分です。

落としたら適当に展開しましょう。

展開したCoffeeTime.exeを起動して、後はCMDに出力される文言に従ってポチポチ進めていってください。

最後の最後で、

# Restore capsule? y/n

と聞かれるのでnを選択します*5

すると、CoffeeTime.exeのあるフォルダにバイナリファイルが生成されます。

 

4. ROMに焼く

ここが多分一番面倒くさいところです。

B250 MINING EXPERTのROMは表面実装のものなので、外して焼くか、テストクリップで挟んで焼くかを迫られます。

外すにもはんだごてが無かったので、今回はテストクリップで挟んで焼く方法を取りました。

価格.com - 『(画像-2) SPIピンヘッダー接続図』ASUS ROG STRIX Z270F GAMING Springbokさん のクチコミ掲示板投稿画像・写真「ASUS SPIピンヘッダーによるUEFI(BIOS)更新方法」[2725249]

ROMのピンアサインは上記のものを参考にしたらドンピシャでした。

ちなみにこれはROMの上にある9ピンのピンヘッダとのマッピングを示しているもので、原理上は9ピンのピンヘッダからジャンパワイヤを生やせば同様の処理をテストクリップ無しで行うことが出来るのですが、ラズパイやマザーのフロントスイッチなんかで一般的に利用されている2.54mmピッチのものではないので地味にジャンパワイヤが手元になくて死にます。というか筆者が死んでました。

 

今回、ROM焼き機を買うのもなんか癪だなーというところでRaspberry Piを利用してROMを焼きました。

ラズパイ側の準備は

sudo apt-get flashrom

でパッケージをインストールして

sudo raspi-config

で、Interfacing OptionsからP4 SPIを選んでSPIを有効にすれば完了です。

後は

https://www.flashrom.org/RaspberryPi

と見比べつつ、ピンをうまい具合に差し込んで準備は完了です。

 

3.で作成したバイナリを何らかの手段*6でラズパイに転送します。

後は

sudo flashrom -V -p linux_spi:dev=/dev/spidev0.0,spispeed=8000 -w ./bios.bin

で書き込みます。./bios.binは適当に状況に応じて読み変えてください。

  

祷りを捧げながら焼くと、Coffee Lakeが動くようになっています。

後はボチボチOS入れたり設定したりして完成です。

 

付録: 実行環境

PC

マザーボード: ASUS B250 MINING EXPERT

CPM: intel Celeron G4900

メモリ: ノンブランド8GB

ストレージ: intel 760p 128GB

 

ROM焼き機

Raspberry Pi 3 Model B

ICテストクリップ

ブレッドボード

ジャンパワイヤ(オス-オス) 8本

ジャンパワイヤ(オス-メス) 6本

ジャンパピン 3本

*1:Cが理解できる猫にとってツールを使うくらい造作もないことと考えられる

*2:ソフトウエア。CoffeeTime — Yandex.Disk

*3:ここで言う適当はちょうどよいこと、ふさわしいことを意味する

*4:2019/08/26現在。最新版更新の際には数字部分が変わる可能性があります

*5:yにするとCAPファイルが生成される。石があるならこれでUFEI画面をポチポチしてアップデートしても良いかもしれない。とはいえメーカ製以外のカスタムBIOSがUFEI画面から選択できるアップデートツールで動くかは少々疑問

*6:めんどかったので筆者はsmbで送った。ここはラズパイユーザの皆様はよくご存知だと思うので割愛する