旭駅本屋

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絵のお話

 皆様おはこんばんちわ。筆者です。ところで読者諸兄の皆々様はツイのアイコンはどういう基準で選出しておりますか?自分は著作権的にセーフになるように自分で作った素材ということを基準にして採用しております。えっ?二次創作はグレー?ダイジョーブダイジョーブキニシナイキニシナイ

 

  とまあ、そんなわけでありまして、1月だし睦月ちゃんでもアイコンにしようといたしまして、実際ツイのアイコンにしたわけであります。するとこんな嬉しい感想が寄せられたわけでありますねぇ。

> 市川ニキなんだかんだで絵が上手い

 

 

 嬉しい…嬉しい…

 

 

 諸説ありますが、貴重なご意見でありますゆえ今回は絵についてのお話などしようと思いまつ。

 

 そもそも絵ってなんなんでしょうね。二次元平面上にプロットされた直線と曲線の集合体という考え方は16Bit機全盛期は普通だったと思いますが、今や解像度は上昇し一筋縄に直線や曲線の集合とは言い難くなっているのが実情であります。というかそもそもその概念はデジタル絵でしか通用しないものであって、アナログ絵では一切関係ないといえば関係ない話になるわけであります。

 兎にも角にも絵を定義しようとするのは難しいものがあります。現実を写実的に切り取ったものが絵であるとすればエッシャーの滝やダリの記憶の固執ピカソゲルニカなんかは絵画ではないということになります。しかし実際はそうではない。何でもかんでも二次元平面上にプロットされた瞬間絵として成立するのでありましょう。これが三次元平面にプロットされると概ね彫刻やオブジェと呼ばれることになるでしょう。これもまた定義が難しいので本項では触れるような阿呆な真似はしない。無益な講評は時間のムダである。

 ということを延々考えても仕方がないので今回は言及されている対象を包含するカテゴリーの一つである萌え絵を用いていきたいと思いまつ。余談ですが筆者は萌え絵という呼称があまりすきではありません。が、しかしそれに変わる他の呼称も無いのでこれを使わざるを得ないのであります。この世は無慈悲だ。

 

 さて、長くなりましたがそんな萌え絵についてのお話を始めるとしましょう。萌え絵、系統は色々ありますが、主に大別されるのはマンガ向きの絵とイラスト向きの絵というところでしょうか。描かないとそんなに意識しないんですが両者は全く別モンです。これは昔っからそんなもんです。プラモの箱絵と手塚治虫先生や藤子不二雄先生や赤塚不二夫先生のマンガの絵は全然方向性が違うでしょう。そういうもんです。これは現代でも大差ないもんです。諸説ありますが、大凡前者はリアル寄りに、後者はデフォルメ寄りに描くのが特徴であります。まあデフォルメ寄りのほうが動かしやすいですからね。そらそうです。あとこれも諸説ですが、背景雑でもデフォルメ寄りのほうが許される風潮はあります。描き込まなかったがために一橋大学の講堂で叫ぶ池沼芸を披露させられた某ブログで大人気(要出典)のアニメに登場するキャラクターなどは代表的ですね。尤もイラスト向けの絵でも背景をそのイラストの雰囲気っぽい幾何学的背景にすることで誤魔化すことが出来るのでなんとも言えないといえば言えないのですが、アレですね。

 さて、イラストとマンガの大凡の差を紹介しましたが、ここで決定的な違いに触れていきたいと思いまつ。そう、両者には決定的な差があるのであります。それこそが、イラストは一枚で終わるということであります。

 イラスト、一枚で終わらせられるんですよ。これは本当にすごいことです。無意味なコマやコマ使いのテンポや見せ方なんかを気にしながら話を展開していかないといけないマンガとは違って本当に一枚でパッと終わるんですよ。で、この件のマンガなんですが非常に難しいのです。読者諸兄の皆々様は当然ご存知かと思いますが、マンガはシナリオが書けて絵が描けないと話にならないのであります。厳しい。シナリオが書けるなら俺はまず絵描きではなく物書きになっているだろう。なんでここにきてそんな酷な要求を突きつけるんだ。

 漫画原作者と原画が分かれてたりするのも多分そこら辺が事情でしょう。絵は描けても一連の流れを持って話を構築するのは存外クソほど面倒なのです。特にそれをページ数の制限の下敢行するのは非常に面倒くさい。だから商業作家は食っていけるんでしょうそうでしょう。少なくとも筆者は「はいクソー」と言いながらペンを投げ捨てているでしょう(そして4コマ目でペンを握り直す((参照:ポプテピピック)))。

 ここまでの流れで大凡検討はついているかと思いますが、筆者は漫画が描きたかったのでありますがどうもこうもコマ割りがめんどくせぇのとシナリオを練るのが面倒なのとで詰んでいるのであります。世の中体のよく4コマくらいに落とせる一連のネタは無いものか。いや、あったところで画力が追いつかん気もしなくもないのですが、まあなんというかなんというかだよね。うん。

 

 ところで、挿絵的なサムシングって大概イラストよりなんですよね。まあ一枚バーンと目立つ感じで挟むんだから当然ですよね。ただそうなると描き込みが苦手な筆者はどうしても苦手なんですよね。なんで多分挿絵を描く機会というのは無いんじゃないかなぁと言うのが筆者の見立であります。

 なお、見立てに反して「面白いやん。発注したろw」という阿呆な方がいらっしゃいましたら何かしらの手段を持って連絡して頂ければと思います。当職はお仕事絶賛募集中なのであります。