旭駅本屋

SNSが普及しきった今日において、人々はなぜブログを使うのであろうか。

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第n回あったかもしれないチキチキ!スマホなしで待ち合わせオフ会

 えーそれでは続いてのトリビアの種です。

 

 『市川さん、こんばんわ』

 こんばんわ

 

 『旭駅本屋のこの記事についてなんですが、

という風に感じたんですよね。そこで思ったんですが、もし市川さん以外が全員同じ意見で意見が合わなかったらその時はどうなってました?』

 『これって調べたらトリビアになりませんか?』 

 

 このトリビアの種、つまり、こういうことになります。

 

 「たまたま意見が合った複数の煽り耐性の低いオタク」vs「たまたま意見が合わなかった1人の袋叩きがタイスキなオタク」は…んッグっッ

 

 『実際にやってみた』

 

 

 今回は、実行すると再び5人を召喚しないといけないことになるので、最も非難を浴びていたパセリ氏の行動を他4人が実行したと仮定してシミュレートすることにした。これで自分一人を除いて同じ行動をしていたということになる。その場合、人はどのような対応を取るのか。一つ一つ検証していきたい。

 

 

 

 

平成30年1月7日 9時30分

四ツ谷駅 四ツ谷口・麹町口改札

 

 Twiplaに記載されていた集合時間は9時30分であった。しかし、DMに流れてきた集合時間は10時。どういうことだ。

 「泉南イオンにきました」じゃあないんだよ!オフ会0人だよこれじゃ!!マジモンの泉南イオンでSyamu_gameになってしまうやろ!!

 DMでお気持ちを表明し仕方ねぇなぁデレステのイベントでも進めるかベンチでも探そ、と改札前の地図を眺めていると、遠くから見慣れたオタクがやってくるではありませんか!そう、あれは紛れもないオルソン氏でありました。オフ会0人回避だよ!やったねたえちゃん!

 オルソン氏の弁明によると、どうやら昨晩色々と一悶着があったらしいです。全く困ったことです。しかし10時と思ってやって来る奴がすぐに着けるわけもなく、そうなるとオルソン氏と二人で30分養生する羽目になりかねんわけであります。

 ここで「もうお題出して各自移動しね?」とオルソンニキと結託し*1、早速お題が決められるのでありました。

 「じゃあ、行きますよ」

 そう溜めを錬成してからガサガサと袋の中を漁るオルソン氏。ふいにその手を止め、バッと紙片を取り出した。

 

 「踏切」

 

 そこにはそう書かれていた。

 これが第一巡目のお題であります。

 

 

 

9時40分 四ツ谷駅

 区部の踏切と聞いて浮かぶ候補は4つ。一つは秒速5センチメートルに出てきた参宮橋3号踏切、もう一つは山手線唯一の踏切である第二中里踏切、東京地下鉄唯一の踏切である上野検車区の出入庫線にある踏切、最後に箱根駅伝で毎年上空から映る、有名撮影地でもある品川第1踏切であります。この中で最初の参宮橋3号踏切はJRからのアクセスがクソ貧なので都区内パスを利用しているであろうオタクらはアクセスすることはないでしょう。となると残り3つから選ぶわけであります。ここで、筆者は有名撮影地でもあることからオタク受けするだろうと品川第1踏切へ向かったのであります。

 

 四ツ谷から中央快速線に乗り神田まで向かい、そこから京浜東北線北行に乗り秋葉原へ。ここで橘ありすスァンの広告を撮影し、一路品川へ向かったのであります。

 

 

10時27分 品川第1踏切

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 そう、おたくは八ツ山橋には来なかったのである!!

 

 ところで読者諸兄は北王子線をご存知だろうか?北王子線というのはあくまで通称であり実際は北王子駅までを結ぶ貨物線である。ここは王子と言いながらも王子製紙ではなく日本製紙から生産される紙を出荷するために利用されていた。いたというのもこの北王子線は2014年に廃止になっているのだ。なので現在北王子線と通称される路線すら存在しないということになる。

 と、ここまで延々北王子線の紹介をしたということはもう語るまでもないだろう。

 

  そう、おたく達は北王子線の踏切に集結していたのだ!いやもっとこう選ぶところあるだろ!もっとこうデーンとしててドーンとしてる有名所があるやろ!絵面映えしないのは兎も角よくそこで集まれたよな君ら。おかしいやろ。よくよく調べたら北王子線踏切4つあるやん。ほんまよく集まれたよなお前ら。これ裏で結託しとるんちゃいますか?

 ということで一巡目は何故かワイだけ合流できずに閉廷。区部は立体交差も多く普通に踏切少ないしだれか一人被るやろと思ってたんですがねぇ。そもそもなんで候補の一つにすら掠らないんやおかしいやろこんなん……。

 

 

10時37分 品川駅

 お題が出る前にしれっと移動しているがそこは突っ込んではいけない。寒いので早いことこの風の吹きすさぶ八ツ山橋から逃げたかったのである。その道中に示されたお題がこちらである。

 

 

 

 筆者は当初オタクタウン周辺でオタクならここに行くだろうというところを攻めていく方針であった。ここで家電量販店となると流石に行く場所は決まってくる。当然秋葉原電気街だ。

 しかし秋葉原電気街には家電量販店が非常に多い。多いだけにどの店を選ぶかが肝要となるであろう。定番のヨドバシカメラ、最近できたビックカメラサトームセン居抜きのヤマダ電機、電気街の雄オノデン、首都圏唯一の店舗と化したエディオン。常識的に挙げるならこれらだろう。家電から撤退したソフマップ、ロケット、ヒロセムセン、大型総合免税店と名乗るLAOXを加えるのも手かもしれないが流石にNASAみが深い。

 ここから合流を視野に選びぬいた店こそ、あの秋葉原電気街の雄であるオノデンである。オノデンドマイナーな家電量販店である。しかしあえて筆者はここを選んだのである。なぜならば、オノデンは一度オルソン氏と来ており、ここで氏は焼き芋メーカーに強い興味を示していたためである。この様子は透明飲料界に激震!透明ミルクティーに次いで透明◯◯が売られる時代に! - オルソンブログでも確認できる。

オノデンには(中略)焼き芋メーカーが売られていたりしていた。……………焼き芋メーカーって何だよ。サツマイモ型の窪みがある鉄板が2枚あるってことは、原理的には一時期話題になってたホットサンドメーカーと同じってとこかな?やかましいわ!「トウモロコシも焼けるよ!」じゃねえよ!そら大体のトウモロコシはサツマイモより長くて太いから折らないと入らないってとこに目を瞑ったら焼けるでしょうよ!焼けるから何だよ!それ言い出したら、例えば細切りのゴボウとかを調味料と一緒に詰めたらきんぴらごぼうくらい自動で作れるんじゃね?ってなっちゃうだろ!あと、この焼き芋メーカー、サツマイモ型の窪みが2個しかねえから2本しか焼けねえじゃねえか!だったらアルミホイルで包んでオーブンで焼くわ!

出典:透明飲料界に激震!透明ミルクティーに次いで透明◯◯が売られる時代に! - オルソンブログ

 ご覧の通り、ここまで字数を使って焼き芋メーカーを熱く語っていたのである。私は至って論理的に考えた。これだけ焼き芋メーカーを熱く語っているオルソン氏がオノデンに来ない理由はあるだろうか(疑問)(反語)(クチャクチャ)(オタク特有の早口)。

  

 

 

11時0分 秋葉原駅

 品川から秋葉原は実際近い。余った時間を有効に使うためにも秋葉原電気街をウロウロして時間を潰した。

 

 

11時22分 オノデン本館

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 「テロテロテロテロテロテロテロテロテ テレッテー」

 「オーノーデン♪ボーヤが♪未来をはこぶ~♪」

 「明日へ向かってー♪今日もいきいき~」

 「電気の世界を駆け巡り~」

 「電器いろいろ秋葉原!オーノーデン!」

 一曲辺りのスパンがクソ短いくせしてエンドレスで流れ続けるCMソングを無限に聞きながらオノデンの前で突っ立っていた。突っ立っていても仕方がないので2階の生活家電コーナーへ向かった。ここにはオルソン氏一押しの焼き芋メーカーがあることでも有名である。

 焼き芋メーカーを探しにフロア内に足を踏み入れるとカモを見つけた獲物の如く店員が機敏な動きでこちらに接近してきた。実際この店は客より店員の方が多い。多いので焼き芋メーカーを冷やかしで見に来る客は非常に浮く。悲しいかな。筆者はこの店員の熱烈な歓迎ムードに心がやられ、あっけなく店を出たのである。ちなみに焼き芋メーカーはちゃんと販売されていた。

 

 

 

 ここで自分以外の選択を振り返ってみたい。尤も合流できてないのは自分だけなので自分以外の選択もクソもないのだが。

 さて、おたく達はというとノジマ浅草EKIMISE店に居た。

 

 ノジマ浅草EKIMISE店に居た。

 

 ノジマ浅草EKIMISE店

 

 

 オタク好みするわけねぇだろ💢💢💢💢💢

 もうね、アホかと。馬鹿かと。

 あのな、独立店舗でない家電量販店なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。

 得意げな顔して何が、オタク好みしそうな場所です、だ。

 お前は本当に合流する気があるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい

 

 

11時40分 オノデン本館前

 

  先述のように筆者は当初オタクタウン周辺でオタクならここに行くだろうというところを攻めていく方針であった。本当にその選択肢を選んでも良いのか疑問が湧いてきているが、己の選択に誤りは無いはずである。むしろなんでノジマなんかに向かうんだよNFHかよこれは。おかしいだろ。しかもなんで一対多なんだよ。NFHも真っ青のクソ展開やないけ!しかもお題がコロコロ変わるからNFHと違って消去法出来ひんやんけ!こんなのってないよ!

 さて、気を取り直してオタクが向かう橋と言えばあそこである。そう、万世橋だ。しかし12時30分まであまりにも時間が余る。仕方がないので秋葉原電気街を徘徊した。

 

 

 

 

 ツクモメロブ、とら。基本的な周回ルートはほとんど回ったように思う。まあそら一時間もあれば一通り回れますわな。

 

  途中で意味もなくこのようなブラフも挟んでおいた。最早これは情報戦でありヤケである。一人常識的な選択肢を取り続け相手をあとで詰問する他無い。ここでツイを投げた後に日本橋という更に常識的な選択肢が浮かんだものの悲しいかな、行く場所は決めていたので今更変えようもない。日本橋を選んでおけばもう少し参加者を非難する材料が増えただろうにと若干の後悔をしつつも万世橋へと向かったのである。

 

 

12時14分 万世橋

Twitter広告の情報とプライバ

 

 

 

 オタクは居なかった。

 そう、居なかったのである。

 パセリ氏が情報開示に手間取っている中、わらわらとおたくが集い始め橋の上でたむろするようになった。ポケGoでレアポケモンでも湧いたのだろうか。しかしそんなことはどうでも良かった。ただただ寒かった。神田川の辺りなだけにここはよく風が通るのである。いまだ一人だれとも合流できずソロプレイを強いられるのも寒さをより強く感じさせられた。

 

 おたくはすぐに深読みし、ドツボにハマるのだ。かなしい。

 そして情報は開示されるのです。

 結果、おたく連中は市ヶ谷水管橋に居た。

 

 市ヶ谷水管橋に居た。

 

 市ヶ谷水管橋に居た!!

 

 そう、おたくは市ヶ谷水管橋に居たのである。

 ここで筆者は思った。

 

 市ヶ谷水管橋ってなんや?

 

 多分読者の殆どは同じように考えていると思う。「そうかそうか市ヶ谷水管橋か!やっぱりあそこに行くよな!」とかいう訓練された読者は申し訳ないがここではお呼びではない。お呼びでこそないが居たら居たで気になるのでそういう諸兄がおられたらあとでこっそり教えて欲しい。なに、手段は問わない。教えてくれさえすれば良いのである。この不条理を合理的に説明出来る要素が増えるのであればそれに越したことはないからだ。

 

 

12時37分 万世橋

 

 ここで俺は思ったのである。一時間無駄になったな、と。

 デパートである。考えてもみてほしい。屋号だけでも区部にどれだけあるか。三越伊勢丹、大丸、松坂屋高島屋に加え電鉄系の小田急、京王、東武、東急があるだろう。しかもそれぞれ幾つか店舗があったりするのだ。そして秋葉原という土地柄もあり大人のデパートが目の前にある。もしかしたらおたくらはあの大人のデパートに入り世に蔓延る大人のオモチャでキャッキャウフフするかもしれない。しかし、あれはデパートではないのでいくら可能性があったとして行くわけには行くまい。ここで折れるのは良いが折れて居なかった場合折れるのは筆者の心である。

 ここで筆者は論理的に考えた。モザイクニキはしれっと東京メトロの24時間券を使っている。なんでや。お前都区内パスって書いてあったやろ!それ使えとは指定されてなかったけど書いてあったやろ!いや言うてワイも東京フリーきっぷ買ったけどそっちとは違ってJR乗れるで。上位互換やで。

 とまあ、一人切符が違うことを鑑み、ここはその一人に合わせていい具合に百貨店を選ぶのではないかと考えたわけである。東京メトロに駅があって著名な百貨店というとやはり日本橋三越だろう。なんせ三越前駅もある。他百貨店の駅名を関する駅も無かったことから、筆者は一路日本橋を目指したのである。

 

 

 

 

  この記事をよく読んでいる聡明な読者ならおわかり頂けるだろうが、ここでおたくの所在地である市ヶ谷水管橋を市ヶ谷水道橋と誤植している。これに関しておたくより「水管橋ですが」なる声明が寄せられたのである。そんな細かいこと気にするなら常識的な場所を選べと。カルテルしてようがもう少し場所くらい選ぶで。露骨に変なところに集結するのやめーや。

 私は大人気のない大人なので「そんなことはどうでもいいんだよ」と優しいリプライを飛ばしたのである。実際どうでもいいし微々たる差であるし人間が通れないことは間違いない。これについて「どうでもよくないと思いますが」と声明を発表する氏。流石にここに来て不毛なやり取りに細く長い堪忍袋の緒が切れたのである。

 「粛清するぞ」とお気持ちを発表。「わからないですが」と返す氏に対して「今までの行動を振り返ろ」と釘を刺したのである。正直このやりとりで完全におたくと合流する気力を失い、ここまで来たのだから己の道を貫くしかねぇなと決心したのである。そして俺の貴重な休日を返せ。

 

 

13時17分 日本橋三越本館

 日本橋三越本館は艦これのおたくらがよく来ることで有名である。筆者は熱烈な提督ではないのできらびやかな百貨店にオタクイベントのためだけに入るのはためらわれた。なのであの手のイベントには行ったことがない。行ったことがないのにコラボも何もない時期の三越に来てしまったのである。最早意味がわからない。これだったらまだコラボ中に来たほうがマシだったわ。ただし、フラフラと店の中を歩いていても「なんだ、客じゃないのか」と言わんばかりに動じない店員には感服させられた。等加速度直線運動でこちらに向かってくるオノデンの店員に見せてあげたい堂々たる接客である。店内をふらふら歩いていると、おたくも着いたというので答え合わせをすることになった。

 おたくは銀座三越に居た。

 

 銀座三越に居た。

 

 銀座三越に居た。

 

 ……

 

 …………

 

 ………………

 

 その後、イベント会場、待ち合わせ場所、ラーメン二郎鳥貴族とお題が変遷するも、おたくと合流することは無かった。そう、合流できなかったのである。そして三越以上にニアミス出来ることもなかったのである。常識的に武道館や秋葉原駅電気街口を選んだはずなんですがねぇどうしてこうなったのか。

 しかし、だいぶ太い釘を刺したからか常識的な選択肢を取るようにはなった。しかしなぜ大真面目に行動していたと声明を発表しているにも関わらず、釘を刺されるまで奇っ怪な行動を繰り返していたのか。そして、そうであったにも関わらず、なぜ釘を刺した直後に行動様式が変わったのか、そこは疑問点であり今後の課題となるだろう。大真面目に行動していたのであれば、発言一つで行動様式がドラスティックに変わることはないだろう。であるならば、本人らは明確な自覚の下クソみたいな選択肢を選び続けていたのである。なんて陰湿な野郎連中だ。少なくとも筆者は半ギレであった。

 

 いや、こんな不条理な選択肢で全員集まられたらそらキレるわ。

 

 意味もなくキレるわ。

 

 虚空に向かって嘆くわ。

 

 

 

 こんなの絶対おかしいよ