旭駅本屋

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鉄道研究会(部)を考える

読者諸兄の皆様はあの著名な月刊漫画雑誌の一つ、まんがタイムきららMAXはご購読頂いておられますでしょうか?

読んでる人も読んでない人も「初恋*れ~るとりっぷ」はオススメです。秋頃単行本出るっぽいので買おうな!

 

で、毎回毎回楽しく拝読させていただいている「初恋*れ~るとりっぷ」なのですが、鉄研部員だったマンとして鉄研を思い浮かべながら読むと「あれ?鉄研ってこんなんだったっけ……?」ってなるので今回再履修したわけです。

実際これに加えて読み切り分の2018年の8月、9月分を追加して10部。

それでは、てっつGOです!

 

 

(中略)

 

感想

思いの外鉄研だった。

恐らく、そこに出てくるものは何も間違っていないのです。

小物も意外と思い返してみればありました。踏切の警報機も某高専にあったし、ウチの鉄研にもつり革やA0ポスターくらいならあったわけです。なんなら方向幕装置や運転室設置用のモニタなんかも置かれていたわけです。なので何もおかしくはない。

ホンマか?

 

鉄研、基本的にヒリついています。ヤバイですね!

なんで年がら年中内ゲバしてるんだろうなあいつら……

まあ、あとはなんかこう部会を開くとデバイスの部みたいな感じになります。皆PCを開きカタカタするのです。他の部だとあんま見ない気はしないでもない。というか他の部の部会ってどうなってるんだ?厳密な決済処理フローで粛々と精算処理が行われているんだろうか?疑問は尽きない。

 

恐らく「初恋*れ~るとりっぷ」のゆるふわ系鉄研コメディというところを鑑みると誰一人鉄研に生息していそうなキチガイは出せないというのは確かではあるのです。あるのですが、いやもっとこう部員の雑コラを作るとかMADを作るとかそういうくらいならセーフやろ?いやほら他のタイトルだとあるやん?奇声を発しながら制作したり魔剤を大量に飲んだりする作品。部員の実態はあんな感じです。

でもそれをやろうとして出来るかというのと面白いかというのはまあ、微妙というか、クセが強いと言うか、多分誰もついてこれない邪悪なプロダクトが出来上がるのでそれで良い気はするのです。はい。

や、だって多分誰も望んでないやろ?たとえ台風が直撃しようが嵐が来ようがとった以上必ずその着地にたどり着くRTA合宿とか、徹夜で軍歌を聴きまくるとか、あるいはマリカーをするとか、吉野家なるクソゲーゲームを始めるとか、投光器で照らして夜間作業を強行するとか、新人勧誘期間は語録の使用を禁止するよう厳命されるとか。なんかそういうことが起こるところです。

それが私の知っている鉄研です。

そこからキチガイを希釈、いや消滅させた上でそこにポストアポカリプス的にゆるふわ文明を成立させるとどうなるか。

多分それが鐘ノ台高等学校鉄道部なのでしょう。

 

これは完全な余談ですが、鉄研は2000年台初頭に全国的に危機的な状況に陥ってそこかしこで廃部の危機に貧し、あるところではほそぼそと部員数名で延命し、またあるところではゆるふわ旅行サークルとして方向転換をして勢力を広げたとか、そんなのがあった……気がした。学鉄連が3回くらい結成と解散を繰り返しているというところを掘り下げてるあたりでブチ当たったネタだった気がしたが、出典が見当たらないので記憶違いかもしれない。で、今ブイブイしている鉄研というものがどういう経路で成立し存命してきたかというのは、まあ言わなくてもなんとなーく察していただけると思うので察していただければと思う。

ゆるふわなんてなかった。いいね?