旭駅本屋

SNSが普及しきった今日において、人々はなぜブログを使うのであろうか。

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ブルーアーカイブ

透き通るような世界観で送る学園RPG

 

ブルーアーカイブ

 

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読者諸兄の皆様はブルーアーカイブやってますか?筆者はやってます。

ちなみに以下はネタバレを含むので覚悟のある人だけ読んでください。

では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルーアーカイブは皆様御存知の通り学園都市キヴォトスで起こる様々な事件に先生ことプレイヤーが介入して色々解決していく物語を基調としたゲームであります。

シナリオとゲームが結構リンクしていて、ステージ名じゃんこれみたいなアレがじゃんじゃんシナリオに出てくるのは見ていて凄みを感じる部分でありましょう。そんなブルーアーカイブは矢張り昨今のスマホゲーらしく、各プレイアブルキャラクターの高感度を上げて高感度上げるとシナリオが見れてみたいなアレがあるわけであります。まああるよねそら。システムが多かれ少なかれ違う部分はあれど、プリコネもウマもワーブリも何ならデレステもミリシタもやり込んでキャラストーリーを開放していく思想なのでまあこれはまあといったところであります。

 

で、やり込んでいくと思うわけですよ。

 

 

 

 

君こんなデレてたっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、筆者は面倒くさいオタクだったのだ。

 

ブルーアーカイブはシナリオが善いと常々行っている筆者だがそれはメインストーリーの良さを評してでありサブストーリーについては「悪くはないが熱烈に推すというものではないだろう」くらいの認識であるのだ。なぜか。

 

キャラが容易にデレるのだ。

 

違くないか?そうなのか??そうだったか????それでよいのか?????などの謎の思想が出てくる。よくない傾向だ。良くない傾向だが致し方あるまい。

ブルーアーカイブのプレイアブルキャラクターはあくまでも立ち位置は生徒、そしてプレイヤーは先生。15から18までの年齢*1の少女たちと20代から50代辺りまでと思われる担任の教師と考えると、本当にそういう感情を抱くのかという疑問がふつふつと湧き出てきてしまうわけであります。それはそうだ。メインストーリーをよくよくよく読むとまあまあ彼女らは年齢なりに年齢相応のことに悩み、年齢相応に些末なことに振り回され、敵対し、努力友情勝利の世界を生きていくわけであります。そんな中でプレイヤーは彼女らに手を貸し、彼女らの課題を解決していくわけであります。

そこで出てくるのは信頼関係的な何かであって、デレるような要素ではないのでないか。真面目でやさしい先生と生徒という関係で、そうはならのではないか。そう思うわけであります。

 

なもんでアロナさんがデレることについては全く違和感はないです。いや、0ではないですが、まあ無いです。はい。どちらかと言えばアロナさんは連邦生徒会長の形見で尚且言葉を解すのにどうして立ち位置がそうなんだ?という疑問が出てくるところです。このゲームは基本そう。重要そうな立ち位置のキャラをアホキャラ枠に置いてシナリオ上での重要な役割を無効化してくる。どうして…… どうして……

ホシノ…… アリス…… 君等もその枠だぞ?いや大体そうなのか?もしや殆どその立ち位置なのか??よくよく考えると重要な立ち位置のキャラはたいていアホだしそうでなさそうなキャラも大抵バカだな???なんてこったい。助けてユウカ!

よくよく考えればハナコも重要そうな立ち位置でありながらとんでもないキチガイで、アズサも重要そうな立ち位置でとてつもないアホであった。なんてこったい。このゲームはどこまでもそうなのか…… いや、だから面白いんだろうが。三谷幸喜の脚本が面白いのと似たようなもんだろうか*2

 

話を戻そう。

ブルーアーカイブのシナリオは善い。そしてキャラストを読むと違和感がある。かもしれない。かもしれないと思いながら今アズサのキャラストーリーを読み返してみて「ほーん」と唸っていたところである。なんだい君、断片的な情報をつなぎ合わせて考察してほうと唸るしか無いのかこのゲームは。なんだなんだ。キャラはそのキャラがやりそうなことしかしない。モモトークだってそう。あいうえお順で最上位に来るチョコミント狂のプロフを見るたび思う。我々プレイヤーが知りたいことと、先生が知るべきもの、彼女らが伝えたいこと、全てがまるで噛み合っていない。そして噛み合っていないからこそそこに考察の余地が生まれ、何度か見返してようやるなあと感心するのかもしれない。彼女らはあくまでも年齢相応で相応の行動をしているに過ぎないのだろう。

ちなみに先述のモモトークであるが、これは舞台装置として極めてよくできている。伏線であり、布石であり、キャラストーリーでは書くことが出来ないはずの、プレイヤーとキャラクターが接触する前や後のやり取りというものを、概念そのまままるっとゲームの中に持ってきてしまったわけである。結構すごい。キャラストーリーを作業のように進める違和感というものが幾分緩和されるわけだ。その分キャラストーリーはあんまり意図しないタイミングでドシドシ入ってくるし、通知バッジが消えないからその時見ないと行けない感が極めて強いし、それはそれで微妙な面倒臭さがあるが、極めて現実の人間関係的な面倒臭さで悪くはない。まあいうてゲームだし。現実だったらキレてる。

メインストーリを読み、メインストーリーに出てきたキャラの個別ストーリーを読み、PVを見て、改めてもう一周して、そこでまた何か物語の中の一つの要素に気がつく。

そういうゲームなのが矢張りこのゲームの良いところでありましょう。

 

なんかちゃんと読んでいればスケジュールやカフェで絆レベル上げたときにめっちゃデレデレしてくる理由がわかるような気がしてきた。うん。いける。多分和解できる。そう。和解できなければあと5周くらい各シナリオ読めば大丈夫だろう。

 

ただその前に絆レベル上がったときのボイスとか諸々再生できる機能クレメンス…… オナシャス!

*1:シュンさんは年齢項が極秘、アリスさんとチェリノさんは??なので、公称値のみでは本当にこの範囲までかは微妙にわからないが、便宜上そうだと仮定する

*2:そんなに見てるわけではないが、三谷幸喜氏の作品だとザ・マジックアワーが好き