旭駅本屋

SNSが普及しきった今日において、人々はなぜブログを使うのであろうか。

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最果ての鉄路 (3)

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ふといつ頃からラッセルを撮っていたのかと手元の写真を振り返っていた。

どうにも2016年2月あたりには撮りに行っていたらしい。

あの頃は毎年撮りに来ることになろうとは、全く思ってもみなかったものだ。

 

 

2022/01/09

朝風呂に露天風呂に入り、バイキングを食した。

今日の行程はこうだ。まずは昨日のポイントで上り大雪を撮る、その後宗谷ラッセルを撮る、そして温泉。完璧だった。層雲峡温泉郷をろくに徘徊できないのが残念なところだが、仕方あるまい。

 

 

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撮った後は旭川へ向かった。

旭川でポポンのあるイオンに入り、ポポンを拝見し、昼飯を調達した。適当な菓子パンと飲み物、マルセイバターサンドを買った。

 

 

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撮影地は大雪山をバックに撮れるところらしい。

永山で交換するらしい気動車を撮影し、目的の被写体を待った。

 

 

 

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複線型だった。

てっきり単線型が来るかと思っていたが、代走らしい。

 

 

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塩狩で通過待ちのラッセルを撮る。

この後は峠を超えて和寒に向かった。

 

 

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和寒のホーム端で撮った。

「まあ踏切近いし雪掻かないよな」と思っていたのに目の前でフランジャーを下げ始めた。何?
お陰で雪をかいたので最高ではあったのだが、まさか踏切を過ぎて駅に入るところで下げてくれるとは。
同行の宅と「フランジャー動作音すごかったね」とか語り合っていた。

 

 

 

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交換待ちのサロベツを撮り、交換するラッセルを撮った。

 

 

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近隣の道の駅のような施設にヘッドマークがあるからと拝んでいた。

「見てください、センヌキですよ!」と売店で収納が騒いでいた。確かにセンヌキモチーフのセンヌキがあった。意外と見ないやつだ。引っ掛けてこじるのおなじみプレートが見える。収納氏とK特急氏が買い、在庫が滅びていた。他にも色々と宗谷線グッズがあり、エコバッグみたいなものもあった。筆者は気になるからとトマトジュースを買った。

カウンターでは武四郎カードなるものを配っていた。なんでも探検家の松浦武四郎さんを讃えててカードを配っているらしい。ちなみに松浦武四郎記念館でもカードを配っているという。松浦武四郎記念館は三重にある。中々凄まじい。凄まじいのはおそらく三重出身で鉄道もバスもない中蝦夷地を徘徊した松浦武四郎氏そのものだとは思うが。

 

残りは消化試合である。このまま晩までに天塩川温泉に行けば良い。

 

 

 

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去年みたく名寄で三星食堂に行こうかと思っていたのだが、悲しいことに三星食堂は閉まっていた。GoogleMapでは閉まってるで言われていたのでまあ仕方ないのかもしれない。しかし筆者の膀胱が限界ということで駅に寄ってもらい、排尿をした。

ラッセルが車庫に入るところだからと他の面々も駅にゆき、軽く撮影をしていた。

暫く待てば旭川からの列車が来るからと撮影していたのだが、メチャクソに寒く、列車が来て撮影対象が無くなったのを良いことに駆け足で駅舎に逃げ込んだ。これはマイナス15行ってる寒さだ。素手で悠長に構えようものなら10分耐えられれば良い方だろう。今年は予報でもマイナス20行かないからマシだろうと思っていたが、全然そんなことはなかった。まあ、素肌晒していなければ無事なだけまだマシではあるのだが。

 

 

 

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三星食堂代替の店をということで、GoogleMapを見ていい感じのラーメン屋を見つけたので来ていた。半分座席の半分テーブル席のこじんまりしたラーメン屋だった。ラーメン発見伝などが本棚に飾られている。暫くしてぽつぽつと着丼したラーメン。大盛りはいい感じに麺が多い。良い。麺を啜る。美味い。醤油味というがそこまで尖った塩気ではないのが好ましい。適当にチャーシューを頬張りながら麺を啜り食う。良い。うまい。名寄ということで小さい街だと思っていたが、ここまで美味いラーメンにありつけるとは思ってもみなかった。

麺を食い尽くし、スープをほとんど飲んでいい具合に多幸感に包まれていた。

 

 

 

 

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1年ぶりに天塩川温泉に来た。

去年は武四郎という部屋に泊まり、これが21畳+αあるクソデカ部屋だったので今回も武四郎だと良かったなという淡い期待を抱いていたのだが、2階に通されて淡い期待は早くも砕かれたのであった。おそらく誰も止まる人が居なくて2階を開けたくないときだけしか泊まれないように思う。今回は他にも一組居たため2階というわけのようだ。

通された206の部屋に入る。

布団が寄っていた。

卓が寄りつつも十分に座れるだけの広さがあった。

カウントしたら20畳あるらしい。例の間が無いので武四郎よりは狭いが十分広い。我々は再びテンションを上げていた。

 

 

 

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あかいめだまの

さそり

 

ひろげた鷲の

つばさ

 

あをいめだまの

小いぬ

 

ひかりのへびの

とぐろ

 


オリオンは高く

うたひ

 


つゆとしもとを

おとす

 

 

23時まで風呂に入れると聞いた我々は天塩川温泉駅の近くに来ていた。

灯りがまるで無い土地で天球をわからないなりに眺めては「あれが多分天の川ですかね」などと言っていた。ああキレイだなあと長時間露光でパシャパシャ写真を撮る。

暫し撮ったあと、宅の乗っているサロベツが来るからと天塩川温泉でカメラを構えていた。

 

 

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この後は天塩川温泉に戻り、ゆったりしていた。層雲峡温泉の数倍分厚い丹前を羽織り、風呂に向かう。誰も居ない風呂だ。体を流し、デカい浴槽に浸かる。

「どうですかK特急さん。今温泉に浸かってますよ!!」

「いやあ、温泉行きたいねぇ」

「明後日行くじゃないですか」

そんな話をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

食事処

一善や

山田百貨店の近くにあるラーメン屋。アーケードの下にあり、駅からも割と楽に行けると思う。

 

撮影地情報

石北本線 伊香牛駅~愛別駅間

 

 

宗谷本線 永山駅~北永山駅

永山駅から徒歩25分くらいらしい。大雪山バックで撮るもよし、真横から撮るもよし。障害物がほぼ無くストレートを真横から撮れる。

 

 

宗谷本線 和寒

通常はここで下りの宗谷と交換する。