旭駅本屋

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適職診断で「芸術家」と出る人の天職に関する考察

 全宇宙1億人の適職診断で「芸術家」と出て来る皆さん!おはこんばんちわ!かくいう筆者も適職診断で「芸術家」と出て来るタイプの人間です!幾らどこのサービスの適職診断を受けようが遠回しに「お前に向いてる職業はない」と言われ続け就活をし、結果適当な会社に就職し早半年が過ぎた次第、ここで軽く求職闘争の総括を行いたいと思います。

 

 現職向いてねぇ

 

 というわけで、今回はそんな悩める「適職診断で芸術家とか舐め腐った回答をされるマンの天職とは何か」について考えるお話です。

  どういうアルゴリズムで適職診断が行われるのかさっぱりわかったもんではないですが、「社会に向いていない人にはとりあえず芸術家とかいって夢見させるのが一番じゃね?」みたいなノリと勢いでノリ食ってノリノリしてそうということはある程度察しが付きます。クレペリン検査の如く定型か非定型かで判定し始めるのはアホなのではないかと思うものがありますが、実際のところ就活コンサルの判断した社会不適合者が社会に適合できなかったわけであるのでそこそこ真理なのでしょう。厳しい。

 

 何故社会に適合できなかったのか、様々な要因が考えられます。しかし社会に適合できなかった理由を探ったところでどうしようもないでしょう。なぜならその部分が直せないからこそ社会に適合できないのであり、然るに我々が目指すべきは自身を適合させることではなく社会を適合させることなのであります。

 というところからも、就活コンサルの言う「芸術家」を目指せというのも一定の合理性があるわけであります。なんせ芸術家は自分の目指す適合出来る社会を生み出すことが容易な職業の一つであると言えるためです。しかし、これには大きな落とし穴があります。この自分の適合する社会を生み出すことは、芸術家にならずとも生み出せる可能性があるためです。

 その一つの方法に、中小企業に入るというものが挙げられるでしょう。民間事業者は実力さえあればある程度自分の適合できる社会で回すことが許されます。首にしたら回らないレベルで依存させればもう会社は乗っ取ったも同義です。逆に、公務員、大手企業等は全く向きません。何故なら乗っ取れないか、あるいは乗っ取るコストがクソデカいかのどちらかであるためです。こうなると自分の適合できる社会で仕事を回していくことは困難になることでしょう。故に、波長の合う中小を選び抜き入ることが生まれの正解となるために重要であると考えられるわけであります。

 しかし、中小を探すのは非常に難しいものがあるでしょう。何せ求人を探すのが手一杯。それもそのはず、大手の就活コンサルは手数料がエグいので金の無い中小は求人が出せないのであります。そこら辺は就活コンサルの見極めが重要になってくることでしょう。最強の就活コンサル、厚生労働省公共職業安定所という手もありますが、玉石混交は愚か砕石ばかりなのでアテに出来たものではありません。故に、結局のところ難しいのであります。大手に入りストレスという鉋で魂を削られながら日々を過ごす方がトータルコスト的には安くなる可能性まであるくらいです。

 ではどうすればいいのか。他に方法はないのか。そう思うことでしょう。実は、他にも自分の適合できる社会を生み出す手法があるのです。そう、起業です。

 

 そう、起業です!!!!

 重要なことなので二度言いました。

 生まれの過ち人民が目指すべき道の究極体、それこそは社長業でしょう。社長になれば(少なくとも社内では)自分の適合できる社会で仕事をすることが出来ることでしょう。筆者的には好きな時に好きなように働いて休めるというだけで社長になるインセンティブは高いです。しかし、これもまた難しいものであります。何せ創業から10年持つ企業は全体の1割り程度。起業をしたは良いが破産なんて未来も当然考えられることでしょう。しかし、芸術家で食っていける確率を考えるとあながちこの未知なる道を進むことも完全なる間違いとは言い難いのではないかと思うものであります。

 芸術家やクリエイターが作るものは大概芸術品であるとされております。然し、それまで市井の一般市民だった「就活コンサルに芸術家が向いているよ」と言われた就活生が突如ろくろを回し始めたところで碌なアウトプットは出来ないことでしょう。しかし、これが芸術品でない場合は別でしょう。クリエイター向きであるとされた人間は、会社をクリエイトするべきだったのです!

 

 

 というわけで、オチも付いたところで本項を締めたいと思いまつ。