ミニマリスト、オタクとは対極の存在です。なぜ彼らが物に囲まれない生活を是とするのかは甚だ疑問ではあります。とはいえ、ものがない事で管理コストが縮減出来る、ものを選択するために思考するコストが減るなどの副次的作用は得たいものです。なんせモノが多すぎるとこれらが無限に肥大化するためであります。
このことから、出来うる限りミニマリストのメリットを享受しつつ、オタクグッズを増やしていく方法として、規格の統一による管理コスト及び思考のコストの縮減について考察していきたいと思います。
規格を統一する。
規格を増やすことはすなわち選択肢を増やすということです。やめましょう。やめろと言われてもこちらが選ばないところで増えていくので厳しいところはあります。漫画や雑誌の装丁だけでもA4、B5、A5、B6とあるのです。特典とかに至ると更にレターサイズとかL判サイズとかが加わってくるのです。いやもう少し整理をだね?
こんなもの管理していたら気が狂うこと間違いありません。規格は減らすに限ります。ただしそれは廃棄を伴わない方法で行うべきです。
レターサイズはほぼA6なのでA4サイズに纏められるはがき入れを買ってぶち込みましょう。楽です。L判もそこに突っ込むのも手かもしれません。ホンマはアルバム買ったほうが良いけども、でもL判の特典ってそんなに貯まらないし難しい。
A4、B5の特典もファイルを買って綴じたほうが色々楽です。筆者は一時期纏めてコンテナに入れて放置してた時もありますが、あれは生産的ではない上に事あるごとに腰を痛めそうになるのでファイルで管理したほうがハオいです。何より体に優しい。
同人誌などのウスイホンも自立可能な単位に揃えたほうが楽です。束ねましょう。コクヨのB5のファイルボックス(縦)がおすすめです。コクヨ以外はB5のファイルボックス(縦)を販売していないのでおとなしくコクヨを選べ。
A4は色々なメーカから出てるので思想信条主義主張に合わせて買いましょう。
これらのツールを駆使して、ほぼ同じサイズで脳死で立ててあっちこっち移動させてワチャワチャして整理できるようになれば管理コストはある程度減ると思います。第一並んでいる本を倒さないように職人芸的に取る必要がなくなる。これだけでも大きいと思うわけです。はい。
本を纏めたら他のものをまとめるところです。そういう時コンテナが役に立ってくる。コンテナ、弊ブログで意外と取り上げてるようで全然取り上げてません。
コンテナのメリットは有象無象をいい感じに規格化して内容量によって個数を変更することで容易にスケール出来るという神ツールであります。基本的に家の中に積み上げる分にはどれだけ積んでも大丈夫です*1。パレット6分割の奴がモノが多いし安いしパレットに載せるという向上心が生まれるのでオススメです。その半分の12分割タイプも6分割タイプに載せられることもありオススメです。
ちなみに、40Lコンテナと20Lコンテナは高さもほぼ同じなの*2で、それらでトンイルすると結構楽に収納を纏められると思います。
ここまで来ると、趣味的なもの、雑多なものはある程度纏めて状況に応じてスケール出来るようになったと思います。
では、他にまとめられるものは無いのか?
あると思います。
日用品も纏めて嬉しいものは纏めてしまいましょう。一番まとめると楽なのは靴下です。黒い靴下を大量に買い揃えておくと左右形態何もかも気にせずパッと履けるのでオススメです。ユニット単位で必要になるわけではないシャツやパンツなんかは別に揃える必然性はないです。むしろ揃えるとあいついつも同じ奴着てるよって反応になると思うのでむしろやめたほうが得策な気はします。
同じくユニット単位で必要になるという点ではタッパーや弁当箱なんかも統一しておくと楽です。もっとも、こちらは規格があるかは微妙ですが。
他に揃えておいたほうが良いもの、というのはあまり無いでしょう。
極限まで規格を揃えて纏めていっても弾かれる物はあるので、そこはもう諦めて和解する方向で行きましょう。恐らくミニマリスト様も手に負えず捨てきれなかったものはそうしているはずです。それでも管理コストは低そうなので、そうやってどうにか折り合いを付けていきましょう。