※注意※
また、筆者の趣味趣向に偏ったチョイスで紹介しておりますので「どうしてこれがないんだ」というのには一切お答えできませんしなんなら最悪場所を知らないまであるのでどうしようもないです。ほならね、自分が作ってみろって話でしょ?そう私はそう言いたいですけどね。
秋葉原、それは金と欲望に満ち溢れた資本主義の王国。秋葉原はオタクらが集うためか、ありとあらゆるオタクコンテンツの店舗が揃っており、オタクタウンなどとも呼ばれております。今回はそんなオタクタウンについて、筆者の独断と偏見を交えながら紹介していきたいと思います。
1.ベンチ
買い物、散歩、歩く機会は数あれど、歩き疲れると欲しくなるのがベンチです。世田谷区、港、中央辺りに生息していそうなハイソサエティ・シティー・ボーイならば、喫茶店に入って優雅に一服なんてひとときを過ごすかもしれませんが、私はなんてことのない一介の労働者。ベンチに座り黙々と直線状に並んだ5人のアイドルの顔を叩く方がよっぽど似合っていることでしょう。故に、タダで乞食出来るベンチの存在ほど重要なものはないわけであります。
しかし、残念ながらオタクタウンが存在する外神田が所在するのは千代田区。碌にベンチなどございません。そこでそんな希少なベンチの配置箇所について少しばかり紹介していきましょう。ここでは、概ね東端を清洲橋通り、北端を蔵前橋通り、西端を本郷通り、南端を靖国通りとした領域についての情報を掲載しています。以下クリックすると詳細が開きます。
秋葉原地区
中央改札屋外バスロータリー側の円筒形の広告にそれらしきものが設置されているのに加え、円筒形の広告の側に3人がけのベンチが23脚設置されている。しかしこれは大凡殆ど埋まっているのである。立地が立地だし仕方ないね。 他、認知度は低い上にどう考えても別の用途の為におかれているとしか思えないが、3階トイレ前にも設置されている。しかしこれはどう考えてもトイレに入った相方を待つために腰掛けるものであり、散策に疲れたからと腰を下ろす場所ではないとは思うものである。 秋葉原駅電気街口を出て目の前に広がるのはUDXに向かうペデストリアンデッキであり、流れるようにそのエスカレーターに収容されていく諸兄も多いのではなかろうか。実のところ筆者もE電の秋葉原駅から北方へ向かう時はよくこのルートで徘徊しているものである。なんせ中央通りは人が多すぎる。 さてその秋葉原UDX2階の人通りの多い中央通り側とは反対側にあたるJRの高架側にベンチが大量に設置されているのである。内訳は1人がけが11脚、4人は座れそう(頑張れば8人いけそう)な正方形のベンチと思しき何かが12脚である。裏手なので目立たないもののアクセスは良好であり、座席提供数も多いので淀とは違って全部埋まっていることが滅多に無いのでオススメな場所ではある。 オタクタウンの南詰とも言える万世橋の更に先、かつて交通博物館が建っていた跡地に建造されたJR神田万世橋ビルの万世橋駅側の公開空地に1人がけの石のオブジェのような樹脂製のベンチが9基と2人がけのベンチが3基に加え、曲線が主体となっているベンチと思われる大理石調の石が4人がけ、6人がけ、10人がけが何れも1基ずつ設置されている。当ビルのテナントとしてサンクスがあること、加えて1人がけのベンチには屋根が掛かっていることもあり、小雨が降っても養生出来るポイントである。 知る人ぞ知る外神田三丁目に位置する都市公園。意外と面積は広く、遊具もある普通の都市公園である。ベンチの数は多く、3人がけが4脚、2人がけが2脚の他、扇形の10名程が腰掛けられるものに加えサイン波状の6名程が腰掛けられるものを配備している。尤も、開園時間は7時から19時までと夜間は閉鎖されているので、深夜に酒盛りをするなどの社会的に不適合な行為を行うには向いていない場所でもある。 外神田6丁目とかいうオタクタウンの北詰を少しばかり北に行ったところにある公園。こちらは先述の芳林公園とは異なり24時間開放されているため深夜に酒盛りをするなどの社会的に不適合な行為を行うことも物理的に可能である。ベンチは3人がけが8脚と2人がけが2脚の計28人分を配備。キャパシティは十二分である。 後述する秋葉原練塀公園の交差点を挟んで丁度対角線上に位置するビルの公開空地に2人がけのベンチらしき何かが10基程設置されている。ローソンの前辺りに重点的に設置されているためコンビニ利用者限定のようにも見えなくもないが但し書きはないことに加え、それ以外にも全周に渡って設置されていることから公開空地の利用者用であると見られる。少々オタクタウンのオタク街からは距離があるものの、キャパシティの多さに加え、至近にコンビニがあることから羽を休めるにはうってつけである。 秋葉原電気街の北東端に当たりそうな箇所にあるよくわからない公園である。オタクは基本的にJRの高架橋を超えないので認知度は低いやもしれないが、わりかし便利な場所にあり綺麗なので筆者としては勧めておきたい。ベンチは5人がけが1脚、1人がけが8脚の布陣であり、よく養生しているサラリーマンを観測することが出来る。 柳森神社の境内の一角にある児童遊園である。境内の一角を千代田区が間借りする形になっており、実質柳森神社境内なので静粛性が求められる。実際そのような注意書きが入口付近に建てられている。加えて、神社の境内であるためあまり居心地は良いのもとは言えない。柳森神社自体がそこそこ年季の入った(オブラートに包んだ表現)社殿であることに加え、背後が神田川であるためオフィス街特有の圧迫感に乏しく、周辺とは隔世された世界が広がっているのである。これが良いという人は嵌りそうではあるが、どちらかと言えば筆者はオタクタウンでオタクオタクするオタクなので苦手であるのだ。 秋葉原駅の中央改札口を出た目の前にある東口交通広場はズラりと自転車置き場が並んでおりまして、その先の丁度マクドナルド秋葉原駅前店の目の前に石造りのバケットシートが5つ程並んでおります。秋葉原駅に近い養生スポットではあるものの、非常に視認性が悪いこともあり影が薄く、存外埋まっていないのでオススメです。 オタクタウンの南西端とも言える昌平橋の袂に小さい公園のような何かがあることをご存知の方は少なくなくないかもしれない。ここには1人用の椅子と思われる直方体が5つ置かれている。 椅子のようにも見えるし、オブジェのようにも見えなくはない不思議な何かである。猫の額ほどの敷地に規則的に配置された5つの直方体に対して精神を不安にさせる何かを感じるのは筆者だけであろうか。 1.1 東京都千代田区神田花岡町1-1
ヨドバシカメラマルチメディアAKIBA
定員:最大69名+α1.2 東京都千代田区外神田4-14
秋葉原UDX公開空地
定員:59名1.3 東京都千代田区神田須田町1-25
JR神田万世橋ビル公開空地
定員:35名1.4 東京都千代田区外神田3-5-18
芳林公園
定員:32名1.5 東京都千代田区外神田6-11
練成公園
定員:28名1.6 東京都千代田区神田練塀町85
JEBL秋葉原スクエア公開空地
定員:20名1.7 東京都千代田区神田練塀町81
秋葉原練塀公園
定員:13名1.8 東京都千代田区神田須田町2-25
柳森神社児童遊園
定員:9名1.9 東京都千代田区神田相生町1
秋葉原センタープレイスビル公開空地
定員:5名1.10 外神田1-1-1
昌平橋橋東詰広場
定員:5名
御茶ノ水方面
御茶ノ水駅からソラシティを突っ切ってきた先にあるのがこのワテラスである。こちらもお茶の水の地形を上手く活用し造成しているため、気がついたら2階、もしかしたら3階などの事例が多発する。ワテラスの名称が表すように、和を基調としたエクステリアデザインは好感が持てるのだが、階が迷子になるのだけは苦手である。階が迷子になるということは即ち上手いこと周辺の道路と擦り付けられているということでもあり、隣の御茶ノ水ソラシティとともに設計の妙を感じさせる建物である。ベンチは1階が2人がけが7基の1人がけが15基、2階は24人がけが1基、6つのテーブルに1人がけの椅子が4基ずつ配置されたスペースがある。3階は20人がけのベンチが1基の布陣である。2階のテーブル席は周辺にテナントが無いため純粋に公開空地利用者のためのものであると考えられる。 御茶ノ水駅の聖橋口を出てすぐのところに御茶ノ水ソラシティという複合施設がある。この商業施設は、起伏の多いお茶の水の地形をうまい具合に活用し、地階や高台と言った階層を上手く生み出している。御茶ノ水駅から同時期に造成したワテラスへ向かう経路を歩くと、このお茶の水の地形について今一度感心させられるだけでなく、その地形を活かした開発を行い、歩道や他施設とうまい具合に擦り付けていく設計の妙を垣間見ることが出来ると思う。このソラシティの公開空地の中でも特にオススメなのが高台と化した部分にあるベンチであり、ここからはニコライ堂などが一望できるため、普段歩道からしか見る機会に乏しい都心部の光景について新しい切り口で見ることが出来ることであろう。ベンチは3人がけが11基、4人がけが2基、12人は掛けられそうなのが2基の布陣である。 外神田二丁目というオタクタウンから少しばかり西に行った先にある都市公園であり、神田明神の隣にあるあまり目立たない公園である。ここまで来ると下手したらお茶の水駅から歩いたほうが早いかもしれない。ベンチは1人がけが8基、2人がけが2基、7人がけが1基の布陣である。 湯島聖堂の下(物理)にある、斯文会斯文会館の脇にベンチと自販機の置いてあるちょっとした休憩所がある。そこが今回紹介するベンチである。布陣は2人がけ3基の1人がけ1基であり、他にも朽ちて自然と同化しつつあるベンチらしき何かが数基放置されている。都心部とは思えない程自然豊かな環境であり、ちょっとした息抜きには良いかもしれない。個人的にはベンチよりも斯文会斯文会館のRC造の寺社建築に目を向けて欲しいとも思うのだが、これの尊さは言われても同意が得られにくそうなので別記事で詳しく紹介することにしたい。 御茶ノ水駅から歩いて行ける距離にある再開発地区、ワテラスの隣にある都市公園であり、この再開発事業により生まれた提供公園である*1。故にワテラスの公開空地と一体化しており、連続した空間化のような錯覚を受ける。実際それを企図して設計されたとみられるため、なるべくしてそうなったのであろうとも思われるが。ベンチは東屋の下に2人がけが3基設置されている。実際のところ、ベンチの数だけなら隣のワテラスの方が数は多い。 1.13 東京都千代田区神田淡路町2-105
ワテラス公開空地
定員:97名1.14 東京都千代田区神田駿河台4-6
御茶ノ水ソラシティ公開空地
定員:65名1.15 東京都千代田区外神田2-16-9
宮本公園
定員:19名1.16 東京都文京区湯島1-4-25
湯島聖堂
定員:7名1.17 東京都千代田区神田淡路町2-107
淡路公園
定員:6名1.18 東京都文京区湯島1-4
お茶の水公園
定員:3名
浅草橋方面
千代田区内にあるとは思えない程広い敷地を持つ公園である。実際のところ面積は0.46haと秋葉原周辺の公園の中では最も大きい。しかし、面積以上に遊具やベンチ、便所等を端に纏めることで広場のスペースを大きく確保していることが面積以上に広さを感じさせる要因であるとみられる。実際筆者が取材した時も子どもたちが野球で遊んでいたくらいである。ボール遊び禁止という公園も出てきているとも聞く時代であるということもあるが、それ以上に多少狭いとは言え野球が出来るくらいの広さのある平面を確保できる公園が都心部にあるということがまず驚きである。面積こそ0.30haある淡路公園が、起伏の多さと植栽等の多さから野球などをするには不適であることを鑑みれば、このことがいかに凄まじいことなのか少しばかりは伝わるかと思う。ベンチは1人がけ6基の2人がけ12基である。 総武線の脇にある都市公園である。小さい割に立地的に目立つ。子供用遊具、水飲み場、喫煙所、公衆トイレと、千代田区の公園にありそうなものは全て配置した上で尚且つ戦災殉難者慰霊碑、ラジオ体操発祥の地の碑、草分稲荷神社などが配置されている。面積の割に結構密度のある公園である。しかしそれらを全て端の方に配置してあるため、広場のスペースは意外と広い。あれだけの広さがあれば子供ならドッチボールで遊んでいることだろう。ベンチは2人がけが4基、1人がけが10基の布陣である。 都心部の児童遊園は必ずと行っていいほど児童の利用に適さないように作られているのではないかと思うくらいである。このいずみ児童遊園も柵のファンシーさから児童向けっぽさを醸し出しつつも、実態は遊具も何もなくただ一人がけのベンチが8基と水飲み場と防災倉庫のあるだけの広場である。訪問時は児童は愚か人っ子一人居ない有様であった。そもそも狭い2項道路でかつ3方を建物に囲まれるとかいう建築屋泣かせの位置にあるが為当然のごとく利用しづらいという側面もあるのだろう。又、付近に和泉公園なるものすごい大きな公園があることもここの影が薄くなる要因としてはあるのかもしれない。何れにせよ、何もかもがパッとしない、不気味な公園である。 タワーレジデンストーキョーはその名から想像出来るようにごくごく模範的なタワーマンションである。浅草橋駅徒歩圏ということもあり、結構な価格で販売されていることなのであろう。しかし、公開空地は公共に広く提供されている空間なのでそんな高いカネを支払い専有面積を確保することなく拝借することが出来るのである。なんと素晴らしいことか。この公開空地に2人がけのベンチが4基設置されているのである。 昭和通りから少しばかり西に入ったところにある台東区の公民館のような複合施設である。この裏手の公開空地のような空間に3人がけのベンチが1基設置されている。 美倉橋の西詰に設置されている小児童公園である。毎度毎度思うが児童公園は児童に遊ばせる気というものを感じさせない。遊具の一つも無い、というのは昨今は電子ゲームで遊ぶことが多いことから別段良いとしても、ベンチさえ碌に設置されていないのでは滞留を生み出すことも無いだろう。というか敷地面積事態が狭い。狭い面積なのに千代田区のレンタサイクルであるちよくるのスタンドが建立していることが更に狭さを助長させている。ベンチは1人がけが2基である。このベンチは概ね子どもたちではなく大きなお友だちによって占拠されているように感じる。 1.19 東京都千代田区神田和泉町1
和泉公園
定員:30名1.20 東京都千代田区神田佐久間町3-21
佐久間公園
定員:18名1.21 東京都千代田区神田和泉町1
いずみ児童遊園
定員:8名1.22 東京都台東区台東1-2-1
タワーレジデンストーキョー公開空地
定員:8名1.23 東京都台東区台東1-25-5
いきいきプラザ公開空地
定員:3名1.24 東京都千代田区神田佐久間河岸92先
美倉橋北児童遊園
定員:2名1.25 東京都千代田区東神田2-3-11
美倉橋西児童遊園
定員:2名
秋葉原のベンチ事情は非常に過酷である。小生は座っても社会的にまだ許されるたぐいのベンチを紹介しようと試みた結果最初4つしか浮かばなかった。他にも、社会通念上一時利用があまり許されるものとは思えない東口駅前広場のバス停のベンチや、UDX2階隅の階段とみられる事実上のベンチ、佐久間橋児童遊園の階段と思しき事実上のベンチなどもあるが、流石にベンチではないのでここでは触れないことにする。
とは言え、筆者は専ら芳林公園を活用するのでさしあたって困っているわけでもないのではあるが。
2.トイレ
試験的にこちらに移行しました
3.購買
オタクタウンを徘徊していてオタクグッズは沢山手に入ることであろう。しかし、ふとしたことで生活必需品が必要になることは無いだろうか。筆者は一度突発オフで瓶ビールを買ってしまったが栓抜きを持参しておらず難儀しているフォロワに遭遇したことがある。
加えて、そこそこの規模のオフ会をしよう、公園で集まるまでは良かったが何か菓子かなにかでも欲しくなるものである。そういう時にコンビニは便利であろう。しかしコンビニの品揃えには限界があり、尚且つ量が少ない。これでは大人数が集まる時にこまるものである。しかし、オタクタウンと言えど所詮でかい商店街のようなものであり、わりかし生活必需品が手に入る機会も多いのである。ここでは日用品や食料品が手に入る箇所について紹介していきたい。
秋葉原地区
秋葉原電気街のワリと中心部に位置する百円均一でおなじみの雑貨店である。先述のフォロワー氏の栓抜きはここで購入することにより圧倒的人権を手に入れたのは言うまでもない。敷地こそ小さいが、所狭しと商材が並べられており、サイズやら何やらを問わなければ一通りのものはここで揃うであろう。 3.1 東京都千代田区外神田3-3-10
キャンドゥ秋葉原店
浅草橋方面
以上、超個人的な秋葉原紹介でした。
皆様も弊記事を参考に是非健康で文化的でかつ人権的なオタクタウンオタクライフを送りましょう!