旭駅本屋

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突発関西旅行 前編

医者「旅行に行ってください」

筆者「えぇ(困惑)」

 

 かかりつけのお気持ちクリニックで唐突に医者に告げられ困惑する筆者。そして、ここに医師の指導に基づく純粋な医療行為としての旅行が幕を開けたのである。

 

 まずひとえに旅行と言っても漠然としすぎている。そもそも旅行とは何か。何を目的として行動を起こすのか。目的意識に乏しいから旅行に行かないのであって、それが精神疾患により目標意識が乏しくなっているからそうなるわけでもないことは火を見るよりも明らかである。しかし医師の指導とあらば行かねばなるまい。しかしどこへ行くべきか。勤務中に幾度あずさに乗って松本行けたらなぁと羨望の眼差しを持って見ていたあずさに乗り松本を目指すか?しかし松本に行くとなると週末パスを使う羽目になりそうなると週末を二日間消費することになる。そして土曜は通院である。よってアド損である。ここから東日本一円が候補地から外れることになった。また宿泊は直前期に於いては非常に面倒くさい。そもそも足元をみた価格設定や誕生日限定1円セールと戦ってまで安宿を探す気力など無い。しかも昨今は部屋不足で予約が取りづらいと聞く。そんな面倒な手立てを使うのは億劫だ。しかし往復幹線というのも味気ない。ここは一つ時間を有効に使える夜行に乗るのが良いだろう。ならば夜行で行ける近畿中国四国が視野に入ってくる。そういえば大阪の市営渡船に一度乗ってみたかったんだった。だったら大阪に行くか。

 と、思慮を巡らせた末にたどり着いたMVに大阪→東京と入力し、空いてる日のサンライズを予約したのである。

 

 

平成30年2月27日 自宅

 起きるの面倒くせえなぁと思いながらも夜行の切符取っちまったしなぁとなんとか起床し羽田へ向かった。幹線で上洛するかそれともと思案した結果、安いし最近乗ってないからというただそれだけの理由で羽田から飛行機に乗ることにした。筆者は23である。つまり、スカイメイトが利用可能である。これはご利用するしか無い。そうすれば、東京大阪間の鉄道普通運賃に毛が生えた程度の価格で大阪まですっ飛べるのである。

 

 

同 0700 東京国際空港

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 伊丹行き始発に乗るつもりが完全にお布団くんの誘惑に負け、第二便に乗る羽目になってしまった。まあでも第二便なだけマシだろう。空港には30分前までにという指標を遵守する善良なる一般市民なので。直前に駆け込んで伊丹までとカウンターで告げて保安検査場の優先カウンターを走り抜け飛び乗るよりよっぽどマシだろう。

 一つしか無いカウンターで「大阪伊丹までスカイメイトで」と告げて無事航空券を入手。これで一路大阪へと向かうことが出来るのである。

 

 続いて保安検査場に向かう。久々だが幾度となく通ったことがあるので特に案ずることもなくポケットというポケットから電算機を取り出しカゴにブチ込んだ。

 「お客様、カバンの中にパソコンやカメラなどはございませんか?」

 と係員に言われハッと気がつく。

 

 GPD Pocketがあるやん!

 

 「ありますあります!」と慌ててカバンを漁る筆者、そこに大きめのトレイを用意する係員。ここで出てくるのが7インチディスプレイのPCだとはつゆ知らず、気を効かせてしまったのである。カバンから取り出したちっこいPCを目にし、なんだこれはみたいなリアクションを一瞬すると共にトレイをトレイの下に敷いて何事も無かったかのように処理する係員。流石である。

 こうして無事保安検査を通過、朝の尊厳タイムを悠々済ませているといつの間にか搭乗が始まっており、何も出来ることもなく767のセミワイドボディに詰め込まれるのであった。

 

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 ところでこの話題になったGPD Pocketのサイズ感を改めて実感してほしい。あのクソ狭いテーブルにスープまで置いてまだメモなり何なりを置くに足りるスペースがあることがおわかり頂けると思う。こんなナリでもMinecraftをプレイするに足りるスペックがあるのだ。まあ放熱が若干追いつかないんだけども。それでも普段使いには十分。そんなPCが64kで手に入る。皆様ぜひぜひご購入して市場を開拓してほしい。アマゾンのリンクはこちら!(唐突な布教)

 

同 0850 大阪国際空港

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 ほぼ定刻で大阪伊丹空港に到着した。しかし出発側はLEDに変わったと聞いていたのに到着側は未だにパタパタであることに若干驚いた。風情があるので嬉しいものだがいつまでこれが見られることか。

 

 さて……

 

 無事大阪に着いたは良いが何をしよう