旭駅本屋

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続・視聴率とテレビ番組

 本記事は「視聴率とテレビ番組」という記事の続編です。前回の記事に一ミリくらいしか触れないので前回の記事を読んでおく必要も特に無いのですが、気にしていただけた特別なあなたのために、今回はURLをご用意させて頂きました。こちら → 視聴率とテレビ番組 - 旭駅本屋 から読むことが出来ます。

 

 

 さて、前回はゴールデンタイムのバラエティ番組が面白くなることは決して無い。なぜならば、偏差値1程度の人民が足繁く通いつめてくれないと困るからである。しかしこれを切り捨てる番組は面白くなる可能性があるだろう、ということで、NHKの番組やら深夜アニメを代表例に面白いテレビ番組についてちょろっと触れたかと思います。しかし事例を明示すること無く「面白いよ」と言われたところで半信半疑になることでしょう。そこで、今回は筆者がイチオシの面白いテレビ番組について少しばかり紹介…… もといダイレクトマーケティングしていく記事になります。

 

ゲーマーズ!

 葵せきな氏のライトノベルが原作となった深夜アニメである。5名の付きつ離れず思惑と疑惑が交錯するラブコメディーがスピーディーかつベリースウィーティーに進行していく非常に楽しい作品である。この5名のラブコメディを観客視点で見ていくということを存分に活かしていくことがこの作品の面白さの肝であり、創作物特有の表現方法であると改めて思うものである。

 筆者としては、OPムービーの何でも詰め込んでみた感じとOP曲とOP曲のインストが主旋律が欠けている筈なのにいい塩梅の曲として成立している辺りとかもおすすめポイントではあるのだが、何分面白い点かと言われると恐らく同意が著しく得られない気がしてならないので紹介するに留めるものとする。

 

 

NEW GAME!

 まんがタイムきららキャラットに連載されている得能正太郎氏の漫画作品を原作とした作品である。仕事と社畜とパンツを露出させながら会社に泊まり込む社畜に焦点を当てた作品であり、そのほのぼのとした雰囲気に騙されかけるが実際は恐ろしい社畜礼賛アニメーションである。特にしれっと流されがちではあるが、勤務時間外に出社し勤務時間外に自発的に掃除をする新入社員の姿、エナドリの缶が飾られた机が登場する、しれっと終電間際に帰宅をキメていたり泊まり込みで仕事をこなしたりしているなど、社畜社畜社蓄している姿には事欠かない。これだけやってればそら「こんなに貰って良いんですかね?」って言うくらい給与出るわそら。というか貰え。お前が貰わんと他の人の立場が消える。

 この社畜感溢れる行為がほのぼの系というベールをまとって出てくるところがこの作品の肝であり、面白さでもある。シニカルな笑いを求める人にもオススメであろう。尤も、正当に楽しむ方法は、随所に散りばめられる会社あるあるで無限に「わかるわー」していくことだろうが。

 

 

けものフレンズ

 子供向けアニメと見せかけた子供向けアニメである。実際なんでお前深夜枠だったんだ。しかし子供向けと言って侮ってはいけない。子供向けの図鑑を見て侮る馬鹿がどこに居ようか。子供には子供だましが通じない故、非常に丁寧に色々とアレコレ練りに練って作り上げている作品である。語彙力は低いが低い語彙力で何もかもやっていくことは実際厳しい故作者の苦労が忍ばれる。どこかのチート能力的な何かを延々高尚そうな語彙を並べ立ててそれっぽくさせていくのとは対照的である。何もかもが王道を征く作品ではあるが、王道故の面白さというものに改めて気付かされる素晴らしい作品である。

 

 

ご注文はうさぎですか?

 まんがタイムきららMAXで連載中のKoi氏の漫画作品を原作としたアニメである。もう10回くらい見てる気がするものの、あんまり見てる感じがしない作品であり、なんかこう尊さがシュッと現れてスッと抜ける感ある。作品全体のテンポの遅さに反してギャグが素早く、そこが面白い点でもある。ちなみに原作の方がギャグ要素がメインであり、4コマの4コマ的なギャグを24分尺のアニメに落とし込もうとしたけどやっぱ無理だったので可愛いところを可愛く描こう、みたいな方向性になったんじゃないかと筆者は邪推している。余談ではあるが、ご注文はうさぎですか??の方は可愛いのではなくあざといので筆者的にはあまりオススメではない。ギャグも全体的に模範的な方向に修正されてしまい、何か吹っ切れたかのようなあの唐突なギャグが薄れてしまっている気もしないでもない。

 

 

ステラのまほう

 まんがタイムきららMAXで連載中のくろば・U氏の漫画作品を原作としたアニメである。「弱小部活は勧誘に人が来ない」「いざという時に機械がぶっ壊れる」「メンバーと連絡が途絶える」「自分のSPに人が来ない」「前線に投下されるエナドリ」などの創作あるある、部活あるあるが次々展開されていく。創作やってる方が笑える点が色々あって面白いかもしれない。あと村上椎名先輩が非常にダウナーであり今にも死にそうなところをネタに昇華させていく辺りがシニカルな笑いを誘うのである。尊い

 

 

 以上が筆者のオススメの作品であり、尊いものである。面白いとかそういうのすっ飛ばして完全にステマ記事と化してしまったことを若干公開しつつある。むしゃむしゃしてやった。今は反芻している。