旭駅本屋

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宇都宮

18切符で始発から終電まで乗りとおすという行為をやらなくなって久しい。元々大してそういうムーブはしていなかったが、益々やらなくなってしまった。宿代も高くなったし、何よりそこまでして乗る先も減ってきたのも大きい。JR線の9割9分は乗っているとなるとこうもなってくる。乗りつぶしが終わってきたとなると矢張り、その先でやるべきことと言えば観光だろう。

実のところ、18切符は日帰りの観光で使うのに非常に便利なのだ。次点で普通列車しかない路線を移動する時だろうか。

日帰り旅行で使えるといったところで行く先をどうするかというところを考えねばならない。考えたときに浮かんだのはまず宇都宮であった。宇都宮は過去何度か行ったことがある。とはいえ観光は2回くらいしかしていない気がする。前回行った時は芳賀・高根沢工業団地に行って帰ってくるだけで終わってしまったし何なら餃子すら食べられなかった。久々にちゃんと宇都宮の街を見ようじゃあないかということで向かった。

 

昼に着ければ良いで出かけると大抵昼に着く。天気予報を見ずに厚い雲の中動いてきたが石橋の辺りで窓の外に雪が見えたのを見て「もう三月も終わりだぞ」と思ったものだがそれはそれとして客観的事実として降っているのだからどうしようもない。

宇都宮駅に着き若干の眠さと頭の重さにやられ降りる。この時期の雪だしすぐ止むのではないかという希望的観測は淡雪のように消えてなくなり、どっしりと雪国特有の寒さを周囲に振りまいていた。しょうがないのでニューデイズで傘を買い、観光案内所でもらった地図を片手に餃子屋へと向かった。
安牌は来らっせだろうということで、中心街のドンキに向かった。

 

 

 

雪の街は無性に歩きたくなるものだ。

そして歩いて5分で後悔する。

寒い。

 

 

 

寒い中、オリオン通りの辺りまで歩いてきた。二荒山神社の参道が出てきて「ああもう東武宇都宮だな」と思った辺りである。兎角寒かった。ドン・キホーテの地下に向かいとりあえず並ぶかと列を見たところ余裕で一時間待ちそうだったのであっさり撤退した。別に時間が無いわけではないがそれはそれとして並ぶのはなんか癪だ。あと整理券がLINEで云々だったのも癪だった。オタクはLINEをやらない。

しょうがなしに近いからと香蘭に向かった。

香蘭もまあ言うて並んでいた。並んでいる店に並ぶなら来らっせと同じかもしれない。

GoogleMapを見た。

他になんか近所で良さそうなところを探した。味一番という中華屋が出てきた。筆者は外観写真を見て思い出したのである。10年くらい前に宇都宮に来た時に行った店だと。

オリオン通りからちょっと外れたところにある中華屋、それが味一番である。当時も餃子マップを見ながら来た気がする。当時はまだ宇都宮駅東口に平屋の餃子屋が幾つか並んでいた時代だったと思うが、当時の駅前の餃子屋はバチクソ繁盛していてそれはそれなりだった記憶があるがここはまあまあ空いていて並ばずに入れた気がする。GoogleMapで見ても普段より混んでいませんと出ている。これは期待できるかもしれない。味は良かったと思うが、何分大分前に食って以来なのでそこまで記憶が無い。

 

 

臨時休業していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

適当な餃子MAPに乗っていた店に行き、オタクビルに向かった。勿論メロブに行くためである。
メロブはまあまあ広かった。

これで関東のメロンブックスで行っていない店舗は水戸店だけになったのである*1*2

 

行ったことのなかった宇都宮メロブに行くという謎の用事を済ませた。ほかにもいくつか用向きが残っているのでオリオン通りを西へ向かった。

 

オリオン通りのアーケードが消えると東武宇都宮である。東武宇都宮から出る東武宇都宮線にはあまり興味がなかった。今回ここに来た理由は東武百貨店宇都宮店に来るためだった。

東武百貨店宇都宮店はまあまあ栄えていた。まあまあ上の階にキッズコーナーや絵売りがあり、同じフロアに本屋があった。百貨店あるあるである。本屋があれば覗かねばなるまいと棚を眺めた。地元コーナがあった。地元コーナがある本屋は良い本屋である。大谷石の建築物を集めた感じの本があったので買った。

地下では地の酒がまあまあ並んでいた。日本酒買うにしても今買うにはなぁと思っていた。福田屋にも行きたいし。酒を眺めていたところ売りに来ていた焼酎メーカの人に捕まり無限に焼酎の話をし、焼酎を買って店を出た。

 

アーケードを東に歩いた。

どこもかしこも宇都宮ライトレールのペナントが掛かっている。これだけ住民に歓迎されているなら西側延伸も意外とすんなりできるかもしれないと思わせてくれる。一枚岩ではないだろうが、それにしてもここまで歓迎モードになるのは凄い。

アーケードを抜け、再び駅前に戻った。

駅前から北に向かい、福田屋へ向かった。

 

福田屋は相変わらずにぎわっていた。

ドラッグストアっぽいものが増えていたのが昔来た時と比べ変わっているところだった。日本酒コーナーはガラスケースの冷蔵庫ががらんどうになっていた。冷蔵庫が壊れている旨の張り紙があった。直ると良いが。

 

福田屋を後に駅に戻った。途中あったのでヨークマートに寄ったが、まあ、それなりであった。

ベルモールに行こうと東口から電車に乗った。目の前で行ってしまったがまあ多少待てば乗れるので良い。ベルモール前だと思っていたが宇都宮大学陽東キャンパスだったので危うく降りそびれるところだった。みんな降りていたので降りることは出来たが、商業施設使わない縛りはまあまあ厳しいかもしれない。このくらいのデカさならええやろとも思ってしまう。

ベルモールはデカいモールだった。シネコンもあり、まあまあに繁盛している。筆者はイトーヨーカドーの食品コーナを覗いた。デカい食品スーパーといった趣だった。いろいろと揃っている。おなじみのレモン牛乳とかコーヒー牛乳とかがある。矢張り見ておきたいのは酒だった。酒コーナーはデカかった。デカく、そしてスーパーに置く層のものが揃っている。スーパーに置く層のものが揃っているというのは大切なのだ。百貨店は上流のものばかりそろえてくるので、ごく普通の安めの純米酒を買おうとすると意外と売ってない。筆者にはごく普通の安めの純米酒には良い思い出がある。あれはいつだか栃木県のセブンでしゃーなしと買った日光誉がめちゃくちゃ美味かったので、また買いたいと思っていたのだ。あれはまあまあ普通の普通に安い純米酒の類なので、先ほどの宇都宮東武にはなかったし、福田屋でも見つからなかったのだ。さてここはどうだと棚を見てみると普通に置いてあった。矢張りスーパーは良いものだ。この価格帯の日本酒は博打になりがちなことに目をつむれば、ではあるが。博打に成功してもむしろこういうところでしか買えないというのは痛し痒しともいえる。

 

駅前に戻った。

買うものが決まり、最後に来ればよいのがわかったのでいったん駅前に戻っていた。駅前の再開発ビルが出来る前はここは平屋のみんみんがあったんだよなと思っていたがどうにもこのビルにもみんみんが入っているらしい。まだ夕飯には早いので空いているだろうと店に入った。

本当に空いていたので早々飯にありつけた。有名店の駅前店舗でこれはありがたい限りである。焼揚水のセットを平らげ駅の西口に向かった。

駅の西口には淀がある。淀の入っているビルは昔ロビンソン百貨店だったという。まあまあ威容のある姿なのでそういわれると納得感がある。淀の入っているビルに宇都宮ライトレールの広報施設があるらしい。ライトレールから降りた後に定期券売り場の辺りをうろうろしていたらあるらしいことを見つけたので来てみた次第である。

元は東側の現区間の広報施設だったようだが、今は西口延伸の機運を高める感じに活用されているようだ。ほぼ現在開業している区間の紹介が殆どだったが、パンフの類は更新するものはしているらしい。沿線の案内などを幾つか貰い、今日はそこまでちゃんと乗る予定ではなかったんだがなと思いながら駅に戻った。

 

良い時間だったので、ライトレールで再びベルモールへ向かった。本日二回目だがいずれにせよライトレールはまあまあ混んでいた。これなら西側延伸も時間の問題だろう。いくらそれしかやる道がないといってもあんな浮世離れした計画を練ったところで実際出来るのかと思っていたが、すべては沿線のやる気次第なのでこの勢いなら西側まで行けそうな気がする。ベルモールで日光誉ともう一本と、あとレモン牛乳とコーヒー牛乳を買った。飲み物ばかり買ってる人みたいになっていた。酒三本を担いで駅に戻る。流石にこの時間の上りは人は減るらしい。それでも土日の郊外はこの程度だろうと思えるくらいの混雑率だ。むしろ3連なのに昼に座れないくらい混雑している方が凄いのだ。

今日何度目かの駅で、暗くなった中適当にビールとつまみを買って二等車に乗り込んだ。

 

*1:この翌日に行き、関東地区は全店舗訪問したことになった。

*2:4/13に籠原店が開店するため、じき未訪店舗が増える