旭駅本屋

SNSが普及しきった今日において、人々はなぜブログを使うのであろうか。

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三連休(1)

なんにも用事がないけれど、汽車に乗つて大阪に行つて来ようと思ふ。

 

 

 

特に理由もないが、新幹線に乗って大阪に来ていた。あまりにも早い時間だと微妙だからと大阪駅に10時くらいに着ける列車に乗って来た。始発から1時間くらい経っているが、それでもまあまあ混んでいた。始発の方が混んでいなかったのかもしれない。

10時くらいに大阪駅につき、丁度腹も減ってきていたところだったので、大丸の地下にある551で551麺セットを食った。大阪に来たからには551だろうとこの時は思っていたのだが、この選択が後々までまあまあ尾を引くことになるとはこの時全く考えもしなかったのである。

飯も食ったことだしと来たのは芦屋であった。芦屋は高級住宅地である。高級住宅地には邸宅があり、邸宅と言うだけあってたいていは人が住んでいたり私企業が保有していたりするのだが公開してくれているところもあるというので来たわけだ。建築はそこまで明るいわけではないのだが、フランク・ロイド・ライト氏が設計した建物らしい。代表作こそ知らないが名前は聞いたことがある。

阪急で芦屋川で降りるとホームに幾らか看板が見える。うち一つにヨドコウ迎賓館*1はこちらみたいな矢印があり、ここで降りる人の幾らかは筆者と同じ目的地へと向かうものと思われた。意外と著名な観光地なのかもしれない。芦屋は六甲の麓にあるようなところで、傾斜地にそこそこの敷地面積の家が建っているような土地である。六麓荘とかは有名と思われるが、あれもそんな感じなのだろう。そこそこの傾斜地にそこそこの敷地面積の家を建てる人々はおそらくたいてい運転手付きの車なりを用意しているか、いい具合の車を自分で転がすかするのだろう。車ならエンジンをヒイヒイ言わせながら登るだけであるが、人間が登るとなるとその分足と肺と心臓に負荷が掛かってくる。大した距離ではないはずなのだが、いかんせん運動不足が祟ってたどり着くころには疲れ果てていた。平地なら何十キロかは歩けるが斜面はどうにも無理であった。

どんなところかと言えば冒頭の写真を見てもらうのが早いと思う。入場料500円。冷房が小型のクーラーがところどころあるレベルで全然冷えていないことはこの時期にはつらいが、悪いところはそれくらいであった。

たまたまGoogleMapを見ていたら見つけたポイントであるが、中々良かった。矢張り意味もなくGoogleMapを見るような活動をしていくべきなのだろう。

 

 

阪急で三宮に来た。三宮ではてどうしたものかと思案していた。模範的観光地に行くかということで、北野に来ていた。北野は思ったより過疎っていた。10年位前のGWに来たときはそれはそれはめちゃくちゃに混雑していて辟易していたのだが、何故かほとんど人を見なかった。風見鶏の館の前にあるお立ち台にも誰一人撮影者はおらず、ベンチで休む人が一人居るだけだった。

風見鶏の館そのものも大分空いていた。インスタ映えとかしないのだろうか。インバウンドもいないし、自撮りやら彼氏さんやらに写真をパシャパシャさせているうっとうしい若造も居なかった。ここまで過疎っているのもなんか癪だ。

 

 

萌黄の館に向かった。風見鶏の館との共通券で650円だったので折角だからとこちらにも来ていた。萌黄の館は結構好きな洋館である。風見鶏の館ほど有名ではないというところや、有名ではない割には結構綺麗な辺りや萌黄色の木造外壁と煉瓦の煙突とのコントラストが綺麗な辺りが結構好きなのだ。こちらもほどほどに見学した。

坂の上の異人館にも行った。
中は普通の西洋館だった。

ラインの館にも行った。

ラインの館はタダなので良い。ゆーにれさんがすきそうな個展も開かれていた。ゆーにれさんがすきそうなイラストは一枚だけっぽさそうでもあった。

 

 

南京町に来ていた。腹が減っているような、減っていないような微妙な塩梅だ。いくつか商店を冷やかし、なにも食わずに大丸に向かった。大丸では特に何かを買おうという気はなかったのだが、日本酒を買ってしまった。大手のメーカーがこさえた純米酒だという。価格もまあ並の純米酒だったので躊躇なく買った。4合なので宿で飲み切れば荷物にならない。地酒ではなく大手のメーカーのなので特に躊躇することもなかろう。

 

意味もなく地下道の出入り口などを撮影していた。これも再開発でどうなるかわかったものではない。見られるものは見られるうちに見ておくべきなのだ。どのような形であれ、断片的なものであれ、実際見ていたというのはそれはそれなりに大きい糧になるものなのだ。

阪神で青木に来ていた。

青木にはサンシャインワーフという商業施設がある。なんてことのない普通のショッピングセンターである。流行っていない方かもしれないし、地元のパッとしないショッピングセンターの部類かもしれない。地元にもこんな感じのもあった気がする。

このショッピングセンターであるが非常に特徴的なものがあり、それのために来たのである。特徴的なところはGooleMapを見てもらった方が早いと思う。どう考えてもフェリー用の埠頭に可動橋に防舷材にボラードがある。まあ、そういうところなのだ。去年まではフェリーターミナルだった建物も残っていたらしいが今は跡形もない。

こちらもGoogleMapで気になっていたので来てみたが、まあ矢張りというかGoogleMapで見た感じの光景が広がっており、それはそれなりに面白いもののそれだけであったのでそのまま普通列車で出屋敷へと向かった。出屋敷では車掌かばんを買って、そのまま阪神尼崎まで歩いた。

 

阪神尼崎からは西大阪線で難波に向かった。宿を難波に採っていた。いったん難波の宿に荷物を降ろして晩飯を食いに行くのが良いだろうということでチェックインをした。

飯はどうしたものかと思案していた。思案している間にも時間は過ぎていく。18時半くらいであった。最早とれる選択肢もそうないということで、難波の高島屋で軽くつまみをかって551の豚まんを食うことに決めた。

高島屋ではさすがに20時閉店ということもあり、半額シールがよりどりみどりであった。適当に刺身を買い、そのまま551の本店に向かった。本店のアドはあんまんであるが、あんまんはすでに売り切れているようであった。残念。仕方がないので豚まんとちまきを買い、宿に戻った。

風呂に入り、神戸の大丸で買った酒を飲みながら豚まんとちまきを食べる。

食べた後に肴をつまみながらちみちみ飲んだ。ノルマは2合。たぶん2合くらい飲めたと思う。飲んだあたりで流石に肉体的疲労も相まってベッドで倒れて意識を失っていたので、照明を消して今日を終えるのであった。